庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

子供の目

2007-06-11 21:27:18 | 言葉
To speak truly, few adult persons can see nature. Most persons do not see the sun. At least they have a very superficial seeing. The sun illuminates only the eye of the man, but shines into the eye and the heart of the child. The lover of nature is he whose inward and outward senses are still truly adjusted to each other; who has retained the spirit of infancy even into the era of manhood.
- Ralph Waldo Emerson

本当のところ、自然を見ることができる大人はほとんどいない。大多数の大人は太陽を見ていない。すくなくとも、非常に表層的にしか見ていない。太陽は大人の目は照らすだけだが、子供の目と心の中には煌(きらめ)きながら入り込んでくる。自然を愛する者は、自己の内側と外側に向かう感覚が、まだ互いに正しく調整されている人であり、大人になっても幼年期の精神(魂)を保ち持っている人のことである。
- R・W・エマソン


ビワと脱皮

2007-06-11 15:34:37 | 自然
今年もビワの季節だ。昨年は採り入れが遅れてだいぶ腐らせてしまったので、ちょっと早めに、先週から2回に分けて摘み取った。

全く思いの外の仕業で、一粒の種から芽を出し成長を続け、狭い庭の入り口を広く覆うまでに成長したビワの木は、ご近所数件にお分けしても、毎年食べきれないほどの実を付ける。高いところにあって採り難いものは、喜んで近所の鳥たちにも進呈することにした。

これは家人が見つけた昆虫の脱皮殻。他にも幾つか、ビワの葉の先端にしっかり脚を引っ鰍ッて止まっている。どうやらセミの抜け殻のようだ。しかし、いくらなんでもこの季節、まだ梅雨も来てないのにセミの登場は早すぎはしないか・・・。