庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

小松海岸 2日目

2011-08-25 12:11:00 | 海と風
昨夜は深夜になって雷雨。閃光から雷鳴まで何秒間もあったし、過去はともかく最近は神の怒りを買うような所業も、そうはしてないつもりなので直撃される確率は少ないだろう・・・と思ってはみたものの、しばらく寝れなかった。 

今日は朝からよく吹いている。沖は10mを超えている。こんな空模様でも、サーファーの皆さんは既に数十人、ショルダーほどの波を楽しんでいる。

 サーフィンは私も過去3回経験したことがあるけれども、風の力で簡単にアウトに出れるウィンドの世界に慣れた体には、あのパドリングという作業が馴染めそうもなかった。

 しかし、こうやってじっくり彼らの動きを眺めていると、ずいぶん時間をかけて好みの波を待った後の、たいてい一息に満たない数秒か数十秒は、珠玉の価値を有するに違いないと思う。

 波と風の持つ力用(りきゆう)と、それらと付き合う人間が得ることのできる「何か」の違いに、少し想いをめぐらせてみる曇天の朝である。
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 いつものように昼食時までユックリしているうちに小雨が降ってきた。南の空から黒い雨雲がかなりの速さで走っている。テンションはいまひとつ上がらないが、風が呼んでいる限り海に出ないわけにもいかない。

 昨日と同じく12平米できつめのビーチブレークを超えながら沖に出る。雨風らしくかなりガスティ。しかし、波は最高の部類に入るのではないだろうか。風が南に寄っていたので波との関係でほぼ垂直になる。クロスウィンド・ウェイブとでも言うのか、愛媛のエリアでは滅多に経験できないものだ。時々(インサイドから見て)ヘッドに近い壁が立ったウネリに当たり、少しカイトを振って板を蹴ると自然にビッグジャンプになる。

 大きなウネリは岸に近づくに連れて更に盛り上がりながらブレークし、そこには多くのサーファーがいる。彼らの気分をなるべく損ねないように、ブレイクャCントから100m程度は沖合いでサーフ・ジャイブを繰り返しながら、雨のカイト+サーフィンを存分に楽しんだ。

 明日も続いて吹いてくれそうだ。いくぶん迷ったのだが、過ぎたるは及ばざるが如しということもある。今回の小松キャンプはすでに得るところ充分。雨の中、帰途に就く。

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