(株)カプロラクタム-blog

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ボジョレー・ヌーヴォー

2005年11月27日 | Weblog
口に出すのもおぞましいあのお方(違

今日、一気にハリー・ポッターの3巻(レンタル)まで制覇したため、一瞬このワインの名前が出てきませんでした。1度口にすると忘れられないあの味、ボジョレー・ヌーヴォーです。
・・・と言っても、自分が口にしたのは今日が始めてでした。
去年までは、ボから始まる言葉と言えば「ボン・ジョヴィーナ」しか思い当たらないほど、このワインについて何も知りませんでした。話によると、2003年は史上最高の売り上げを記録し、2004年は「100年に一度の出来」、そして今年は「昨年以上の出来」だとか。ここまで煽られていてようやく知るぐらいですから、自分の酒に関する知識がどれほどのものか、推察に難くないと思います。ビールと言えばキリンラガーでしょ、みたいな。

このボジョレー・ヌーヴォー。巷では「若いワイン」であることしか知られていません。しかし、その実は普通のワインとは違う製法で作られた、言わば「第3のワイン」のようなものなのです。(2は・・・?)
普通の赤ワインであれば、種・皮ごとすりつぶされた葡萄に酵母を入れて発酵させる際に強烈な酸味と渋味が出てしまい、とても1年やそこらで飲めたものではないそうです。その後、酸味を取るために乳酸菌などを入れ、3年ほど味を調えてから世に出されるわけで、年月が経てば経つほど味がまろやかになるとか。100年モノとかも、だてに古いわけではないのですね。
一方、ボジョレ・ヌーヴォーはワイン酵母を入れる前に二酸化炭素を加えることで、果実本来の発酵作用を促進させて作ります。こうすることで種から渋み成分が出る前に発酵が完了し、まろやかなワインがごく短期間で作れるようになったというものです。

飲んでみた感想は、確かに普通のワインとは違った印象でした。自分の感じる限り、非常に飲みやすい感覚で飲んだ後もあの独特の渋味がなく、すっきり飲めるような気がしました。やや酸味が強い気がしましたが、若いワイン独特のものなのでしょう。これなら、今後も年に1度ぐらいは楽しみにしてもいいかな、といった味でした。

まあ、ぶっちゃけ味は値段次第でしょうけどね(爆