(株)カプロラクタム-blog

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手抜き除染

2013年01月07日 | 震災
「除染適正化本部」を設置 環境省、手抜き横行を受け
朝日がかなり前から温めていたスクープ記事のようですが、こういう人達って何で写真撮ってないでその場で注意しないのですかね。

今更ですけど、そもそも放出された放射性物質はもとの鞘に戻すことは不可能であり、「除染」と言う言葉自体、ありえないわけです。通常の掃除のように、ゴミを集めて捨てるわけにはいきません。落ち葉を拾ったり土を削ったりすればその捨て場所を考えないといけないですし、水で流せばその水が染み込む前にその水全て回収しないといけません。燃やせば灰になってもっと広範囲に飛び散っていきますし、現状では1箇所に集めて保管するしかないのですが、その場所が汚染されるわけですし、場所にも限りがあるでしょう。むしろ人体に影響のない程度に水に流したり、散らばらせたりした方が得策であるようにすら感じます。

関係者でなくとも、「穴を掘って埋める罰」のような切りのない感覚に陥ってしまう気持ちが良くわかります。まあ、そこに賃金が発生すれば諸手を挙げて飛びつく輩もいるのでしょうけど、今後2万年以上にわたって税金が投入され続けることを考えるとやりきれませんね。