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オスプレイ墜落事故

2016年12月14日 | 時事
オスプレイ不時着、給油訓練中に不具合 翁長知事が抗議
反対派の人達にとっては「待ってました!」という心の声が漏れ聞こえそうな事故ですな。

米操縦士の判断で海上に不時着させたと言うことですが、もし普天間基地に戻ろうとして人的被害を出していたらそれこそ論外ですし、英断と言うより当たり前の判断をしただけでしょう。非常に不安定で事故も多いという噂のオスプレイですけど、一応日本に配備されて以来、これまで大きな事故は一度もありませんでした。海外では死亡事故も起きており、「未亡人製造機」という異名まであるらしいですが、日本で事故が起こらない以上は一概に排除できませんし、反対運動も空振りになってしまうでしょう。オスプレイは戦闘機ではなく「垂直離着陸型輸送機」と訳され、離陸時に滑走路が要らず、飛行機並に速く飛べて飛行距離も長く、ヘリの約3倍の荷物を運ぶことができるそうです。リスク以上に導入するメリットがあるからこそ使われているわけで、アメリカとしてはこのまま無事故実績を積み上げていくことが反対派を大人しくさせる唯一の方策だったわけです。逆に反対派にとってみれば、やっと事故が起きてくれ、全国ネットでも取り上げてもらえたので、仲間を募って大々的に反対運動ができる体勢が整ったということですね。しかも今回は一人の犠牲者もなく、オスプレイが一機無くなって、反対運動も活発にできるという、正に最高の結果となったわけですな。

かく言う自分も、正直我が町の上空には絶対飛んでほしくないと言う気持ちでいます。じゃあ沖縄ならいいのか!と言われれば二の句が告げませんが、冷静に現状を分析してみると、現在市街地のど真ん中にある普天間基地に配備されている状況が、例えば人のいない地域に移設され、市街地上空を飛ばずに外海に出て飛行訓練が行えるのなら、理論上は誰も困らなくなるわけです。・・・実はそれが辺野古基地であり、高江のヘリパッドなのですよね。つまり「オスプレイ反対派」は「移設賛成派」にならないとおかしいと言うことです。今回は辺野古沖で給油訓練をしていたそうですが、もしどちらかの施設で予定通り建設が進み、ある程度使える状態であったのならソコに緊急着陸できたわけで、機体がバラバラになる映像を提供することはなかったのではないでしょうか。

一度「何もかも反対」ではなく、本当に必要なモノや双方WIN-WINになれる解決策を模索してみたいものです。