こういうクレームって本人に悪気が全くないからタチが悪いですよね。
そもそもその選手が「お前」といわれて気分が悪いとか憤慨しているとかいう事実はあるのでしょうか?確かに「人に対してお前というのは悪い」ということは、学校現場ではよく指導します。しかしそんなことをスポーツ観戦という娯楽の場とか、大衆に歌いこまれている歌の替え歌の中でまで守れとは普通思いませんよね。「ナイフの言葉禁止」のような指導は学校という閉鎖的なコミュニティで数年間円滑な教育活動を図るためのローカルルールであり、一歩外に出ればとたんに効力を失うどころか、抑圧された分より激しい言葉になる気がします。現に野球も含め子ども達がやっているスポ少などは学校とは別組織であり、日ごろから子ども同士、コーチやママさんなどから結構口汚く言われているのを聞くので、むしろ耐性がつき大人になってその程度のことでいちいち気に障るスポーツ選手はいないでしょう(笑)従順に生き、そのような耐性を得る機会をもたずに、大人になってもまるで小学生のように「お前って言っちゃいけないんだー」といちいちその管理者にクレームを入れる「告げ口委員長」が、全くその精神構造から成長しずに現存するということか・・・学校も、ことさらにそれらを良しとする教育は改めないといけないのかも。
そんなことを言い出したら、なぜプロ野球選手はみんな敬称を省かれ犯罪者のように呼び捨てで呼ばれるのか、ということまで指摘しなければいけなくなりますな。
クレームとは声の大きさやしつこさはあってもあくまで一意見であり、民主主義で本当に大切にしないといけないのは声の数です。自分のようにこの程度のことは問題ないと思っている人間はわざわざ声を上げません。そういう意見に振り回されている人がトップでは確実に迷走しますな・・・というか、これチーム内の誰かが言い出したと思っていましたが、監督だったのですね(笑)それはアカン・・・