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大嘗祭発言

2018年11月30日 | 時事
秋篠宮さま、大嘗祭支出に疑義「宮内庁、聞く耳持たず」
うーん、とりあえず誕生日をお祝いしようぜ(笑)

大嘗祭(だいじょうさい)とは、新しい天皇陛下が即位されて迎える新嘗祭(にいなめさい)のことで、勤労感謝の日がそもそもその祭りの祝日になっています。巷では「勤労感謝なのに感謝されない!」などと的外れな文句も聞こえてきますが(笑)由来から考えるとこの日は五穀豊穣を祝う日なので、勤労は農作業のことだということがわかります。つまり多くの方は感謝される日ではなく感謝する日なのですね。もちろん皇室にとっても例外でなく、宮中祭祀としてもとても重要な日になっています。
その性質上、今上天皇1代に1度だけしか行われない重要な儀式なので、当然通常の新嘗祭よりは力が入るのでしょう。前回は22億も使われ、うち7割がその大嘗祭用の社の建設にかかったのだとか。しかも作った社を次に使い回すことを想定するのは、天皇の代替わりを想起することになってしまうため、平成の大嘗祭で使われた社もすぐ撤去されてしまったのだとか。せめてそれだけでも現行のものを使えればかなり費用は抑えられると思うのですがねえ・・・

当然このような特別な儀式をするために積み立てがあるわけでもなく、特別に予算を組んで税金から出すことになるでしょう。まあ天皇家の普段の支出も国費から出されているので財布は同じですし、政府もそれは了解済みなのでしょうけど、前回ものこの税金投入について「政教分離の観点から違憲だ」と訴訟が起こり、一応全部合憲判断だったのですが既に今回も準備されている模様なので、何とか出費を少なくさせたい、というのが秋篠宮様の願いなのでしょう。

しかし新聞報道を見ているとこの発言自体が「皇室の政治介入」というような取り上げ方をしている気がします。既に1年を切っているわけですし、有識者で話し合って動き出しているでしょうから、宮内庁に今更言われても・・・と捉えられてしまったのかもしれません。大きく変えることは自分で考えてさまざまな変更に対応しないといけないので確かに面倒ですし、官僚はとにかく慣例を踏襲したがるものです。これは学校行事なども一緒でしょう。上からの圧力で行事を削減しろと言われ、ようやく遠足が中止にできたりするわけですが、皇室が圧力をかけることはモロに政治介入になってしまいますし、こういう場でのコメントに留めるしかなかったのでしょう。それでも世論が沸けば面倒なことになってしまうので、「政治介入ではないか」と牽制球を投げた状態でしょうか。まあ訴訟を起こしている人達のように「大嘗祭をやめろ」という話ではなく、できるだけ簡素化を進めてほしいと言う趣旨なので、問題にするような発言ではもちろんありませんし、御心に添えるよう努力してほしいものです。

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