反対署名リスト

県警情報流出、中部電の子会社が謝罪　「議事録」認める
これ、何かに署名したやつが一覧になって管理されていたってことですかね。

とある団体が何らかの抗議を行う場合、署名を集めて抗議先にもって行くことがあります。一応、相手が地方公共団体の場合は地方自治法で定められている通り、例えば条例改正なら有権者の１／５０が集まれば効果があるわけです。直接請求権というものですね。
ただし、一般的に行われる署名運動の中には正式な手続きを踏まないものもあるようで、「住民がこれだけ反対しているのですよ」という数を見せつけることだけを目的とした署名もあるようです。数千、数万と言うリストを送りつける打撃は少なくはないと思いますが、この場合、法的な根拠をもったものではないので、そこに記した個人情報がその後どう扱われるかは不明となってしまいます。

今回のケースがどんな種類のものでどういう状況で集められたデータだったかはよく分かりませんが、反対署名をリストアップしておくことは、例えば一斉に洗脳パンフを送りつけるなど、使い道はいくつか考えられます。そして、中にはそういうデータが喉から手が出るほど欲しい業者もいることでしょう。この暑い中、自分が中心となって何かに抗議をしたり、街頭に出てデモに参加するようなことは大変なエネルギーが要りますが、まあ署名ぐらいなら・・・と結構気軽に書いてしまうことは十分考えられます。先方もそんなに１つ１つ見ないだろうとたかをくくって考えていましたけど、考えようによっては非常に怖いですね。

本当に心から同意した場合を除いて、署名をする場合は慎重に・・・