(株)カプロラクタム-blog

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金塊

2016年12月01日 | Weblog
取り出せたらプレゼント・・・ではありませんでした(笑)

宗太夫坑の最後はちょっとした資料館になっていて、その中におよそ12.5kgの金塊が展示してあり、穴から手を入れて取り出せるかチャレンジできるようになっています。これで6000万円か・・・ちょっと爪でこすってみましたけど全然でした(笑)穴が開いていて、とりあえず腕を突っ込んで内部で持ち上げることはできましたけど、そのまま穴へ持っていくと腕の太さが邪魔をしてとても取り出せません。何かコツがいるのでしょうけど、後もつかえていたので残念ながら失敗に終わりました。

どちらのコースを進んでもゴールは同じ売店につながっており、金製品の販売や土産を買えるようになっていました。今は大体1kgで470万円だそうです。それくらいなら何とか買えるかな・・・?ただ円相場と同じく変動するので、やはり買う時期を見極めないといけませんね(笑)

歴史的に、日本は世界から見て金の産出が非常に多く、まさに黄金の国ジパングだった模様です。大判小判というように金が貨幣として流通していたのも当時では日本くらいのものでしょう。海外ではそこまでの量がなかったので、普通は銀貨で取引されていました。開国時、日本の金銀の両替比率は1:4で、海外の1:16に比べてどれほど異常であったかが分かると言うものです。ただ、これって良く考えると、例えば外国人が自分の国の銀貨4枚で日本の金貨1枚を購入し、自国に持って帰って金貨を売れば銀貨16枚になるということなので、貿易をすればするほど外国人は儲かり、日本の金はどんどん海外に流出してしまうと言うことです。まあ貿易と言うか、商売の基本は「たくさんある所で安く買い、足りてない所で高く売る」ことですから、仕方がないといえばそれまでですが、明治政府がこれに気づいて金の価値を高めるまで、かなりの量の金が日本から失われてしまった模様です。現在でも地球上の金の総量は25mプール一杯分くらいしかなく、有限な資源であるがゆえに政情不安になると金を買う動きが盛んになるわけです。もしまだ佐渡で金が取れるのであれば国家事業としてでも開発させたいですね。まあ流石に鉱山はもう人件費等を考えるとこれ以上掘るのは採算が取れないということで、今は掘った後に出た石から金成分を抽出する方法が主流になっている模様です。

今回はバスが寄っただけで行きませんでしたけど、上記のゴールドパークという所では今も砂金取りが体験できるようになっているようです。こちらは見つけた場合持ち帰ることが可能だとか・・・一攫千金も夢じゃない!?