たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

ステージの横っちょの席です

2009年06月17日 17時49分51秒 | 観る
Bunkamura 20周年記念企画桜姫に行ってきました。

〜〜 清玄阿闍梨改始於南米版 〜〜 シアターコクーン(6/16 マチネ)
(せいげんあじゃり あらためなおし なんべいばん)


鶴屋南北の『桜姫』を 長塚圭史の脚本で 舞台を南米に移したした コクーン歌舞伎生まれの現代劇です。若手の注目株 長塚の本を、ベテランにして尚 斬新であり続ける串田和美(演出)がどう料理するか、勘三郎・大竹しのぶ 32年振りの舞台共演という話題でも興味をそそります。そんな桜姫を、舞台を取り囲む様に設置されたベンチシートで観てきました。


ベンチシートったって かぶりつきもいいとこ! なんたって、座席の足元 舞台下から アンサンブルの役者が突如現れるんだもの!! ステージ上も そこここに スッポン(セリとは ちょっと違うのョ)の様な仕掛けが切ってあって 役者が出たり引っ込んだり、要らなくなった舞台装置をぶち込んだり、お得意の人形劇の趣向もあって まさに串田カラー全開。席の近さもあって 遊園地の様な楽しさも♪ まったく、段取り稽古だけで どんだけ大変なんだ!! 

ただし、筋立てという点では、「おやっ?」と思うところもなきにしもあらず。殿曰わく「歌舞伎の場合は、臆することなく説明的な科白が出てくるから、過去の因縁なんかも自ずと解ってくるけど、設定をここまで変えて 場所も南米っていうのなら、プロローグとして マリア(桜姫=大竹しのぶ)とゴンザレス(権助=勘三郎)の関係 ゴンザレスとセルゲイ(清玄=白井晃)の関係を 予め見せておく必要がある...云々」たしかにぃ〜 (^^;)

殿の言わんとするのも 尤もで、現代劇の方が歌舞伎版より解りづらいってのはどうなんだ...って向きもお在りでしょう。不条理入ってるしネ(そういうのは嫌いじゃないけど...串田っぽいし...)。というわけで、「ちょっとぉ...」な脚本は、串田演出と出演者の力量に 大いに助けられている感ありだけど、本当は 殿だって 随分楽しんでたんだから! もちろん 私も大納得♪ 満足のいく三時間でした。それに、来月 歌舞伎版で 七之助さんの桜姫を観るのが一層楽しみになりました。
  
    座席から客席後方を望む      座席から観たステージ(右手前がツラ)

それにしても 笹野高史さん...
秀吉やりながら、この二ヶ月間の公演って 不思議に凄い。
NHKもコクーンも 渋谷でよろしゅう御座いました。

舞台写真


*********************


観劇前のランチは 東急本店裏にある Cafe Mame-Hico で。
ゆっくりとした時間を楽しみたい隠れ家的カフェです。

さてと...
開演までは まだ2時間あるし...

私は、その日のマメレット ...
この日は、旬のアスパラと豆二種のマメレット。

マメレットというのは、ガレット(蕎麦粉のクレープ)のマメヒコ流。
  
こんな感じ。

殿は、ハムレット ...

ちょっぴり厚めのロースハムが美味。

共に チーズたっぷり。
バルサミコ酢をかけると 味が変わって二度楽しい。

今月から夏メニューで、コーヒーは マンデリンブレンド。
(ランチタイムは おかわり自由)

夏の新作デザートも頼んでみました。

【サワーチェリータルト】¥600

甘すぎないチェリーが 爽やかでフルーティー

【生姜と小豆の水羊羹】¥500

生姜のスッキリとした味と香りが 食後のおなかにやさしい

渋谷にお出掛けの際は 是非。
ホントは ちょっぴり内緒にしたい (^_-)-☆


ランチのこととか芝居のこととか思い出しつつ、買って帰ったパンでワインを飲んでは、「このパン サイコー!」「今日は 美味しい物ばかり食べて 面白かったし、ベンチシート最高♪」と殿。そう、よかったジャン。
...我孫子の夜は更ける。

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする