katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

いよいよユ-ミンママの壁画の準備

2009-10-08 21:52:29 | 世界遺産をみんなでつくろ!
昨晩の台風情報がね、余りにも凄そうに感じてね・・・最初は別に平気だろっ?って、高をくくっていたんだけれど、やっぱまずいかな・・・と深夜12時頃に

コンビニに買い物。ひとまず食べ物とタバコは買って置けば半日は持つ・・・
準備万端であったのだけれど・・・

4時頃までは台風情報とユ-ミンママの調べ物をするのにパソコン画面とにらめっこ

調べていたのは、芍薬とルノア-ルと棟方志功。まずは芍薬。花だって事は知っているけれど、俺のイメ-ジは漢方薬みたいな感じだった・・・

どうやら牡丹の仲間らしく、今度は牡丹って何だっけ?って感じ・・・知っているのは、花札の6月だったっけ?猪、鹿、蝶のあれだけ。

すると花の大きさが20cmもあるって言うじゃない・・・こりゃ好都合。
2600x1600mmの大きさの中での花が20cm強なら見栄えも悪くない。

花の色もピンクだ赤だ白だ・・・と非常に花らしい王道な色ばかりで、モザイクと
して色に困る事が無くとても有利である。

ここで打ち合わせの中にメルヘンチックってキ-ワ-ドがあったのを見つけると、
コロなんかを使うのも一つの案として良いのかも・・・と考える。

コロってのは、さくらの作品の鳳凰で使用していたタイル。

さて次はルノア-ル。ん・・・女の人のモチ-フが多いのね。がしかし人は禁止って
話になっている・・・ん・・・他に感じたのは、ぼやっとした色合い・・・・

これによってメルヘンチックでぼやっと・・・となるとコロは悪くない。

そして和風はお好きじゃない・・・って話なんだけれど棟方志功。そうね版画家のようだけれど、板画と名乗っているらしい。俺の特殊造形装飾・・・と考え方は一緒。

画風はと言うと、そうねぇクッキリがっちり・・・なんて表現が良いのかな?
何せ版画だから、黒い縁取りに色となると歌舞伎なんかのイメ-ジかな・・・

仏像みたいなモチ-フが多かったなぁ。それよりも何よりも食いついたのは、
まずゴッホがお好きだったらしい。ここはモザイク画に通ずるものがある。

点で描くなんてのは、パ-ツと考えればほぼ一緒。一番興味あったのはそこで無く
作品に向かい合っている時に、軍歌を歌いながらだったか?聞きながらだったか?

いずれにせよ音楽がカギを握っていたって事。これも俺の作り方・・・
さて今回は?って言うと、勿論ユ-ミンって事になるんだろうけれど・・・・

実は夏のユ-ミン教室から気になっているアルバムがある。オリ-ブって言うアルバムなんだけれど、他のはすぐに見つかってユ-ミンにも聞かせたんだけれど、

それだけ見つからない・・・気になって仕方ないのね・・・何かあるのかな?って

そもそも俺のスタイルってイメ-ジする為に、こだわりを見つける。
今回こだわっているのは、ユ-ミン。教えた子供が中学生なのに俺が同じ年頃の時

に聞いた歌を聴く。その影響は両親から受けている。これだけの感情移入出来る
材料を拾わない手は無い。つまり今回の壁画の題がユ-ミンの楽曲になるような

そんなイメ-ジ。だから、そうねぇジャケットになるような・・そんな感じ。
以前タピオカに作らせて貰った、やさしさに包まれたなら・・・ってあんな感じ。

ただね、ユ-ミンって言ったら冬、冬って言ったら椿・・・って連想ゲ-ムのように
やって行くとすぐに終わってしまう・・・・芍薬は4.5月なのね。

でも、春よ来い・・・では余りにも安易。勿論、それだけにこだわっている訳では
無いから、その楽曲を聴きながら・・・製作ってのでも良い。

まっそんな事を夜な夜なやっていた訳さ。すると朝、気が付くと晴れていたのね。
そんな時に、す-さんから電話が来て来るらしいのね。

そんな訳でアトリエに乗っけて行ってもらったのね。そもそも台風だし、調べ事
だし、どちらでも良かったんだけど・・・

どうやらガラスタイルが欲しかったらしいんだけれど。そんな中でかぐやとのやり取りの中でのイメ-ジって話が不思議だったらしく、そもそもそう言うもんだと

思うよ・・・芸術ってのは?って話をした。まっ読んで字のごとく・・・
工芸って言うのは、職工の工。つまり職人の芸。つまり判りやすい。

こけし作りみたいなもの。見て素人でもすぐ何か?が判る。日用品が優れている・
・・美として。こんな感じだろう。

芸術とは?術のごとく芸なのだ。勿論、芸が優れていて術のようだ・・でも同じ。
では術にするには?それが感情移入って事になる。

喜怒哀楽ってモノが見た人に感じられないと工芸。つまり凄いぃぃって表現だけ
なら、工芸。俺はそう思っている。だから凄いって表現は当たり前なのである。

そもそもタイル職人なのだから。そこに術を学んでいるのである。上乗せの為に。

さっきの棟方志功の話が典型的である。軍歌を聴きながら・・・みたいな事をし
作品を作る。人は俺がユ-ミンを聞きながら作品作りすると、馬鹿にするかも知れないが、有名だと素晴らしい行為とでも言うのだろう・・・・

ただ、以前ならす-さんもその一人だったろうが、そんなもんなのか?と判らんが
受け入れる姿勢には、正直ビックリした。

ここの所のす-さんの代わり様には。後は目的意識の問題だな・・・

まだ作品と向き合うってほどの時間を費やすスタイルでは無いが、真似が出来ない
・・・と言わせるような作品にするには、す-さんならでは・・・って言う所に

気が付くと、普通のタイル屋にも、モザイクの人達にも当てはまらない場所に
居場所って言うのが見つかるんだけれどね。

後は本人の問題。俺はその段階は終えているから、更なる磨きって所。
例えば、今回のような大きさ。本格的なものはかぐやの作品でしか作った事が無い

それに2ヶ月掛かっている訳だ。となると4倍の大きさとなると単純に8ヶ月掛かる
事になる。それは無理。同じ位の日にちしか掛けられないとなると、

それ相応の考え方と施工をしなければならない。しかもすでに施工前の取り付ける
為の下地をす-さんに1日頼むとなると、その1日分の手間は職人単価となる。

こう言った経験値から何がどの位の予算と日にちが掛かるのか?そして一体そこから何が出来るのか?出来ないのか?いくら分のタイルやガラスタイルが買えるのか?

そこで考えるのは張り出してから2ヶ月掛けられないくらいと判断。となると、
12月半ばが完成予定となる・・・・

作ってみないと判らない・・・と漠然では無くなったと言う事だ。
勿論、予定通りには中々ならないのだけれど・・・・今でも・・・・

そう言う点でも、そんな事を度外視して考えている今が一番楽しい。ここは好きな
事を好きなだけ膨らまして良い時間だから・・・・これが具体的に下絵を描く・・

そんな場面になると、思うように行かないイライラ感が伝わるブログに変わるんだろうけれど・・・・あはははは。

今は、イメ-ジ作り。具体的に言えば、ユ-ミンママがユ-ミン父と出会って付き合う、そんな時間に俺もそこにいたような?気持ちになれる事が大事なのね・・・

そうすれば、何を大切にし、何を見て、何を感じて、どうして俺の作品が必要なのだろうか?・・・・って所にたどり着ける。

俺は俺もユ-ミンも見た事の無い、2人をこの中に描きたいとも思うし、ユ-ミンが
こうして大きくなった・・・・この2人に育てられて・・・と言うのも見せたい。

そんな構想も描いている。そんなものが果たして出来るかどうか?は判らないけれど、イメ-ジとして漠然に考える・・・・しかし難しい話にしたもんだ・・・





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速報「朝日新聞」の記事

2009-10-08 10:15:09 | 世界遺産をみんなでつくろ!
~子どもたちよタイルに夢抱け~

10月5日付けの朝日新聞に「窯ぐれ祭り」の記事を掲載していただきました。
記者の方は二日間続けて足を運んで下さり、丁寧な取材が伺える記事となっています。
ご覧下さい。下記をクリック!
2009年10/5付朝日新聞asahi.comマイタウン岐阜の記事「子どもたちよ タイルに夢抱け」へのリンク

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