今日は午後からリピーターさん教室。それまでは浦安の魚のハゼの続き。ではまずお教室から・・・アトリエに入るなり、凄いペースで終わってますね。って言うのね・・・どうやらブログを見ていてくれているようで。
そうね、確かにこのコロナ渦をいらしているのだから、生々しく作品制作を何度も見ていて、尚且つ自分も大作を作っている・・・そして割と定期的に・・・となると、進行具合や内容がハッキリと判る訳で。
そうね、そうなると、そこはちゃんと説明した方が良いかな?って事で、まずは作品を作るって言うのは条件がどれもこれも一緒って訳じゃ無いのね。例えば依頼品の場合なら、工期や納期は一切無かったりする。
この場合は、色々と検討する事も出来る。でも建築や納期工期が決められている場合、内容を日にちに合わせないとならないのね。こう言う場合、作品って感じでは無くなって来る・・・恐らく呼び名が無いだけでね。
こうした違いがあるのだから、当然作り方も変わって来るのね。ん・・・そうね、例えば今夜の夕ご飯何にする?って事なら、まだ時間はあるけれど、夕方にお客さんを連れて来る家族がいる・・・こうなると、同じ夕ご飯も気分が違うのね。
作る姿勢ってものがね。たったこれだけで違うのだから・・・。それを例えば、お金が発生するとなったら?要するにそうなると責任みたいなものも背負う事になるのね。例えば時給1000円出すから・・・って言うのと、5000円出すからでは、
随分と変わるでしょ?何が?これが材料代って言うのなら、輸入鶏肉から国産牛肉に変えれば良いから、割と簡単だが、時給となると、能力給って事になるから、例えば有名であるのなら知名度って価格が増すだろうね。
でも普通な話なら、何百円のせめぎ合い的になるだろうから、まさかの5倍の腕前要求となると、ひるむかも知れない。これがプレッシャーなのね。それが1500円なら、ラッキーって気分で作れるかも知れないけどね。
つまり納期工期があれば、そこに時間のプレッシャーも乗るし、逆に無ければ、いつまででも待ってるから、最高な作品に・・・となると、最高の出来栄えってプレッシャーが掛かるのね。しかも、俺の場合、価格設定はお客さんだから、
やり過ぎれば仮に良いのが出来たとしても、生活苦になるし、楽をして早く終わったとしても、それがkatsuとして残るとなると、楽を取る事は出来ないし・・・。つまりやり過ぎ禁止ってだけで、やり過ぎ方向に進む訳で・・・。
ここまでの話はここで良く触れるから、読んでくれれば大体は判ると思うのね。問題はそこじゃ無いのね。そればかりでは、宣伝効果としての営業がなされていないのね。出来ました・・・って渡してしまった後は、お客さん任せになる。
でも自分が頼んだ作品なんだけど、ある意味、自画自賛的になるでしょ?つまり第三者的な事が営業として必要になるのね。例えばウミウシが、かごしま水族館に展示されているように、賃金が発生しないけれど、人目に触れる作品展示・・・。
それが今回の浦安の魚作品も同様で、夏の子供のイベントの展示に使うだけなら、ぺきぺきでも十分なんだけれど、問題はそこじゃ無くて、この作品はその後、何処へ行くのだろうか?なのね。その時に、いの一番に浮かぶのは泉銀さん。
だって泉銀さんありきのイベントに呼ばれているのだから。しかも既にお店に展示して頂いている。例えばこれが今展示されているものと比較されて、アオリイカとこの作品と・・・って時に、単に好みだけなら、仕方無いが、例えば新車を
発表して、昔のが良いな・・・最悪な結果でしょ?つまりアオリイカ超えをしないとならないのね。おーってね。でもね、ただの営業だから、ここに賃金は発生しないのね・・・つまり今の段階では、この作品を作っている最中は、お教室代のみ。
そんな中で、楽を取る?それとも明日の未来を信じて生活苦に向かって走る?・・・ってこう言う話なのね。そりゃ売れれば美談かも知れないけど、こんなの理解はしずらいし、知らない人は単純に好きな事やって良いよね・・・って言うね。
残念だが、好きな事をやっていると言うよりは、嫌いにならないようにもがいている・・・って言った方が伝わると思うんだけどね。本当に楽しいのは結果を出さないとね。でもね、応援しているだけでも応援疲れさせちゃうから。
ってこの説明をどうするか?はお好きに・・・なんだけど、人の振り見て我が振り直せ的なら、要するに自分超え。つまりウォンバット超えなのね。あれを今回超えて、自分の看板にする。例えば、フェルメールの方だとする。
その前の作品覚えてる?・・・ほら完全に消した。今が一番凄いって事なのね。じゃ仮に忘れていただけだとして、言われても思い出せなかったりすれば、いかにインパクトがあるかなのね。しかも初めての大作。凄さは何倍にもなる。
じゃウォンバットは?あれはあれで、何も問題は無いし、良い作品だと思うけれど、この作品が完成すると、もはや腕前として別人のようにも思える・・・そんなスタートを切っている感じに見えるのね。だから楽しみも倍増な訳で。
ただつまづくって感じが一度も無いのも心配だったが、今日初めて、ここ・・・なんて指摘をする場面があったが、説明するとすぐに直って、何も問題無く終わったけれど、それでもいつも通りだったのね。他の分野だけれど、作るって姿勢
が生かされている感じがするのね。根気って部分が身に付いていると言った感じかな。それを持っているって言うのは、ある意味、凄い武器だと思ったりもする。何しろ根気も気と言う見えない力だからね・・・。反復練習で中々身に付くもんじゃ無いのね。
気って言うのは、簡単に立て直せるようで立て直せないし、立て直れないようで、立て直せるような、フワッとしたものだから、忘れる能力があれば、無かった事に・・・ってリセット出来るし、ずるずると後を引くなんて事もあるし・・・
恐らくカレイの初日のつまづきを見た後の、立て直しを見て、凄いスピード感と見てくれた冒頭の感想だと思うが、自分でも、良くあそこから立て直した・・・と思っているのね。当然内容にもそこそこ手ごたえはある。
そんなこんなでハゼ終了。
そして
お次はアナゴ。