katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

ローラとさくらの相席教室

2021-12-28 02:00:38 | モザイクタイル教室

今日は午後からローラにさくらの相席教室。って事でまずは、ローラから・・・目地をしてとうとう完成したのね。1年近く掛かったって言ってたかな?・・その辺は特に引っ掛からないんだけれど、要するにこんなに掛かるとは思わなかった。って

言う感じなんだろうね。だから道中何度も挫け掛けた・・・でも何度と無く、立て直してこうして最後まで・・・そして完成。これで前回のバラの作品に引き続きの2作目の大作。もうこの位の大きさはまぐれでは無く、2作作った事で必然となった。

この大きさなら結果は出る・・・と。では一体どんな結果が出たか?と言うと、大きさは40cm程度であって、尚且つ完全なオリジナルでは無いけれど、そっくりそのままを真似たのでは無く、バックもメインの柄もデザインありきの組み合わせの妙。

そしてそれによって得た事が、色んな形の練習をした・・・まぁ例えば、蕎麦、うどん、きしめんみたいな切り分けが出来るようになったのね。しかし切る事が上手くなったけれど、色合いは単色であって、グラデーションなんて事は無かったりする。

これは料理で言う、煮方、焼き方みたいな事だったり、守備と攻撃とか、規定演技と自由演技みたいに、こっちが上手けりゃこっちも・・・みたいな事にはならない、別の技術的なものなのね。つまり切る事は上手くなったから、次は味付け。

それがモザイクとしては、じゃ今度は色合いに・・・次の作品では、そんな事を意識する作品が良いんじゃ無いかな?そんなこんなで、とにかくこうして完成したのが何よりだったのね。お疲れ様でした。その後の時間にお楽しみモザイク。

そうね、本来ならお楽しみだけのモザイクだったのに、本気な指導をする事になったのね・・・それは何故か?まずさっきの説明の中に出て来た、今回の大作で得られた事・・・それは切り方が上手くなった。つまりこのお腹のパーツは、何も

問題は無いのね。問題は色なのね。例えば、これが絵画だとする。そしたらお好きな色を混ぜて作れば良いのね。だけど、その色を混ぜて作るのがテクニックだったりするのね。ではモザイクでは?そもそもモザイクって、人の作った色の

組み合わせなのね。だから常に今後も必ずその思い描く色があるとは限らないのね。そうね、感じとしては今、料理をするに当たって、自宅にあるものだけで料理をする・・・そんな感じなのね。後先考えずにやってしまうと、あれ無い・・・って事になるのね。

ちなみに俺のサンプルは水色のお腹に濃い目の青の2色で体をやってあったのね。それを見てきっとピンクベースに変化させようとしたんだろうね。考え方は間違ってはいないのね。でも果たしてそんな気に入ったピンク色が常にあるだろうか?

そもそも混ぜられないスタイルなのに、どんな色も均等に種類があるか?となると、実はそうじゃ無いのがモザイクなのね。そもそも悪意を持って言うならば、モザイクって窮屈なドMな分野だと思うのね。何しろ不自由を楽しむ分野だと思うのね。

例えば絵画は、やはり悪意を持った表現をするのなら、お好きに自由にどうぞ・・・好きな色が作れるのなら・・・つまり色が作れるって事は、上手い人は自由に色を作れば良いが、へたっぴは作れない。いくら自由な権利があっても、

作れなきゃ地獄。でも逆にモザイクは色が混ぜられない。嫌、混ぜなくて良いのね。ほら考え方1つで、ニュアンスが変わって来るのね。つまり好きに混ぜて作れる側なら、混ぜられないストレスになるし、へたっぴ側なら、混ぜなくて済むから安心。

しかし、そのテクニックは無くなったけれど、今度はその分、きちんと選択する目が必要になるのね。それがモザイクって言う分野のテクニックになるのね。つまり作らなくて良いけれど、選ばないといけないのね。でも作らなきゃならない事と比較

するなら、選ぶだけだから、へっぽこでもチャンスがある・・・それがモザイク。これがモザイクって分野に取り組む前の考え方なのね。ここを理解出来ないと、この先にいくらでも挫折する場面が出て来るのね・・・。さてそれを踏まえて

ピンクの選択からスタート。サンプルを変化させた・・・つまり俺のサンプルの水色の3色に匹敵するピンクの3色があれば、何も起こらないで完成となるが、こうして1つ先を考えずに、色はあるって前提で見切り発車すると、痛い事になる。

ではその検証。まず何故このピンクから始めたか?この色が淡く可愛くて、いっぱい使いたかったから。それが理由なのね。つまり1位指名って事になるのね。問題はここなのね。ではこのピンクってどんな感じだから可愛かったかな?

淡い感じで・・・こんな理由からなのね。つまり淡いから可愛く見えた・・・しかも、その淡いから可愛いピンクのタイルを沢山使いたかったから・・・この文章からこれから起こり得る事を読み取れる事がモザイクの全てになるのね。

では何が起こるか?つまり淡いピンクを沢山使って、それが目立つようにしなきゃ行けないのね・・・それがローラが自分で作ったルールになる。ただね、本人はそんなルールを作っている気はさらさら無いんだけれどね・・・。それが自覚。

つまり好きって感覚のスタートを切った事になる。でも最初に体は濃く、お腹がそれよりも薄いタイルになれば、大きくサンプルから離れる事は無いですよ・・・のアドバイスはしてあるので、大好きな淡いピンクをお腹に張ったんだから、

じゃそれより濃いタイルを選んで・・・って合わせようとしたら、濃いのを探してこれかな?って見つけたシーンがこの画像なのね・・・ただ、後1色欲しいんだけれど・・・恐らく受け入れられないだろうね・・・って話になるのね。

そもそもの問題は、ピンクのペンギンを作っているのであって、国盗りゲーム感覚では無いのね。ただそうも考えていないんだけれど、無意識にそうしているような感じなのね。つまり大好きな淡いピンクを佐賀や栃木には使えない。

何しろちょっとしか使えなくなるからね。だから北海道、長野、岐阜、宮崎、熊本・・・みたいな大きな場所で使いたい。何しろ目立つように大きく・・・って感覚になるのね。じゃその大きな県の何処でも良いか?となると、そうとは限らないのね。

大きくニュアンスが変わって来るのね。例えば北海道に使えば、頭の方が淡くなるのと、逆に宮崎や熊本が淡くなると、おしりの方が淡くなる・・・みたいな違いが生まれたりするのね。しかも分量的にも変わって見えるしね。

こうして国盗りゲーム感覚でもこんな違いが発生するのに、実はそう言う考え方では無いのね。つまり淡いピンクファーストにしないとならないルールなのね・・・じゃ例えば3色のピンクのキャスティングなんだけれど、淡いピンクがエースな話・・・。

しかし、ローラの選んだエースは一番淡くならないといけないのね。でも今、手に持っているタイル・・・果たしてそのルールに乗っ取ると合っているか?となると、似たような感じでパンチが無い感じで、しかも余り代り映えが無い・・・

でも確かにエースが薄く見える・・・だからひとまずはルール通りではあるのだけれど・・・そう、けれどなのね。つまり余り差を感じない・・・って事は、次のピンクは濃い目になるはずなんだけれど・・・ここなのね。

実はこれがモザイクの選択の難しさなのね。要するにぺきぺきには施釉って和風な色合いのお茶碗の色みたいなものと、上絵って言うポップな色合いの洋風な色合いの2通りがあるのね。ちなみにローラの選んだ淡いピンクは上絵。

つまりポップなタイルを選んだ事になるのね。しかしながら、ポップな中の淡いピンク・・・でもルールはそこが一番薄く・・・なんで、ひとまず合っているんだけれど、それよりも濃い2種類となった時に、施釉って和風の2色を選ぼうとしても、

実はそこには濃いピンクは無いのね。つまり濃いピンクが無く、次の濃い色合いは、赤とエンジになってしまうのね・・・そしたらローラの好みになるか?と言うと、淡いから素敵に見えたピンクなのに、邪魔する2色になるのね。

しかも赤・・・色の中で最強な色。もはや何処にもエースには見えなくなる。では施釉に無いからって、上絵なのか?と言うと、上絵はポップである・・・なのに、仮にあったとしても、赤ほど激しくは無い色だったとしても、分量的にも、

もはや淡いピンクがエースにはならなくなる。ただ好みにはなるんだろうけれど・・・そう、またけれど。つまり偶然に好みになっただけで、自分の掲げた淡いピンクがエースには出来なかった事になるのね。これが釣れちゃったとか、出来ちゃった・・・ってだけの表現になるのね。

つまり上手くなるって言うのは、偶然の表現の釣れちゃった、出来ちゃった・・・では無くて、必然の予定通りに釣った、出来たって言うのを狙い通りになるようにする事なのね。もっと簡単に言うと、全てが自分の決めた通りに、事を

運んで行かないと、全てが偶然になっても当たり前なのね。では簡単に言うと、一番好きな色を最初に選んだと言う事は、次は二番、次は三番となり、つまり格下で無ければならない、二番と三番に、エースで無ければならないものが、

いとも簡単に二番と三番の色に占領されるのだから、気に入るはずが無いのね。つまり淡いタイルをエースに選んだ時点で、実はそれをお腹に選んだ事が、難しくした原因なのね。例えば色合いが薄かったとしても、エースなのね。

では何処に使うべきか?となると、薄いからお腹・・・では無くて、薄くてもエース・・・つまり薄くても濃い側の頭に入れる考え方で始まらないと、どんな色合いを選ぼうと、これから出て来る二番、三番は濃い色合いなのだから、何をしても、

薄いタイルはメインにはならなくなる。最初からね。つまり薄かろうと濃い扱いをして、今、手に持っているピンクを類似と見なして、頭に使う事で淡いタイルが頭になった。そしてお腹にその頭の雰囲気よりも薄い色を探す・・・。

これならローラが掲げた薄味になり、淡いピンクがエースに見えるかも知れない可能性があると思うのね。こんな事がモザイクの切り方が上手くなった人の次なるテクニック・・・これが味付けの仕組みなのね。まぁ窮屈な話なのね。

これが好きなものだけ集めて作りました・・・では、それ以上は上手くならないのね。それは楽しく作れただけで、いつも偶然なのね。つまり色を常に好みで見つけて、しっかり切る・・・ってやり方で、色があった場合は気に入った色を

きちんと切る。しかしもし気に入った色が見つからなかった場合、じゃこれで・・・と選んで、きちんと切る。常にきちんと切る腕は身に付いて来ているのだから、この先もきちんとには磨きが掛かる。なのに選択だけの事なのに、色に関しては、常に流動的になってしまうのね、

それは常に好きなものを集めて作る・・・絵画チックになるからなのね。それをいかにエースに選んだタイルをいかに引き立たたせる為に、二番目以降に選んだタイルが、エースの邪魔をしないように、正しい選択が出来るか?なのね。

そこがテクニックであって、好きな色集め・・・では、切る技術が上手くなればなる程、見劣りして行くのね。いずれにせよ、まさかこんなに早くその指導が始まるとは思わなかったんだけど・・・。ではさくら。

下絵の細かい線に惑わされて、何処に何を張ったら良いか?四苦八苦していたけれど、それなら濃い部分を徹底的に張って行くんだな・・・なのね。あれこれ手を出すと難しく感じるから。だから使い切って濃い色から順番に使わなくて済むようにしてしまえば、悩み事が1つ無くなって行くのね。

そんなこんなで帰ってから組み立てた・・・って画像が来たのね。

お見事です。お疲れさまでした。


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