和子の記録 フォト&俳句

長い間ネイチャーフォトを楽しんで来ましたが最近これに俳句の趣味が加わりました。まだ不慣れですがブログに載せていきます。

佐渡の旅 朱鷺の森公園 たらい船 佐渡歴史伝説館 妙宣寺(五重塔)大膳神社

2017-10-09 08:01:42 | 日記

加茂湖 ホテルの部屋より

遠くの山並みを飛ぶトキ2羽 畑に3羽

ゲージの中の番

パネルより

人面岩

たらいふね

順徳天皇 絵巻

日蓮上人の塚原問答

世阿弥雨乞いの舞

妙宣寺五重塔

妙宣寺山門

大膳寺 能舞台

土日祝の日にしか来ないバス停

佐渡の旅三日目も好天気でした。まず最初に訪ねたのはトキの森公園トキふれあいプラザです。朱鷺を目当てに佐渡に来る観光客が多いのですが肝心の朱鷺に会えないことが多いのでこの施設で見ることになっています。我々も此処で会う他はないのかなと思っていました。プラザに到着間近の時でした。佐渡の穀倉地帯である国中平野をバスで通過していると数百㍍先の田んぼに朱鷺がいるではありませんか。ちょうど今は稲刈りのシーズンです。稲刈りを終えたばかりの田んぼに虫などを食べにやってきたのです。上空を舞うと特徴である羽の朱鷺色がはっきり見えます。望遠レンズを持ってこなかったので細かいところまで撮ることが出来ませんでしたがその数11羽でした。さらに進むと別の田んぼにも朱鷺の姿がありました。幸運に恵まれて結局この日佐渡に現在放鳥されている299羽のうち17羽を見ることが出来ました。農家の皆さんは朱鷺を守るため農薬を極力減らして繁殖に協力しているそうです。

流刑地の島佐渡には過去に15人の人達が流されてきました。この数は伊豆、土佐に次いで3番目の多さです。 佐渡歴史伝説館ではこのうち佐渡に流された有名人 日蓮聖人、順徳天皇、世阿弥が等身大のロボット人形で動態展示されていました。

妙宣寺は日蓮の身の回りを世話した日得上人とその妻千日尼が開基したお寺です。この寺には日光東照宮の塔を模した高さ24メートルの本瓦葺で優美な姿の五重塔がありました。

最後に訪ねたところは大膳神社でした。世阿弥が流されたこともあって佐渡では古くから能が盛んに行われていて、かっては能舞台が200以上あったそうです。このうち現在は34残っています。此処は1846年に再建された茅葺き寄棟造りの佐渡に伝わる最古の能舞台だそうです。

佐渡島は流人達が伝えた「貴族文化」、奉行達がもたらした「武家文化」、商人達や船乗り達が運んだ「町人文化」などが融合して特異な文化を残した地でもあります。20景どころか車窓から見た風景を入れたら28景になり充実した旅となりました。

おけさ柿舵はくるくるたらいふね