和子の記録 フォト&俳句

長い間ネイチャーフォトを楽しんで来ましたが最近これに俳句の趣味が加わりました。まだ不慣れですがブログに載せていきます。

フレンチリバーからモンゴメリーの生家へ

2016-09-30 08:00:01 | 日記

フレンチリバー

ルピナスが広がっていた

モンゴメリーの生家

当時を再現


PEI(プリンスエドワード島)はロブスター、ムールガイ、オイスター等の漁業が盛んなところだそうです。ルピナスが咲き乱れる畑から眺めたフレンチリバーの入り江にはカラフルな漁師小屋が十数軒ならんで建っていました。この景観に感動したのでしょう。ルピナスが一面に咲いている広大な敷地の中に米国のお金持ちがお屋敷を建てて住んでいました。
このフレンチリバー近くの小さな村は物語「アンの夢の家」の中で結婚したギルバートとアンが暮らしたところです。何人もの男性から慕われたアンでしたが結婚した相手はやはり幼なじみのギルバートでした。

スコットランド系の祖先をもつルーシー・モード・モンゴメリーが生まれたのもこの近くのクリフトンという小さな田舎町です。1歳9か月の時母親が結核でなくなり、父親はカナダの西部へ移住したため、母方の祖父母アレキサンダー・ルーシー・マクニール夫妻に引き取られて育てられました。祖父母は道徳的で知的で大変厳しかったようです。モンゴメリーは祖母を看取ってから 36歳の時にユーアン・マクドナルド牧師と結婚しました。生家にはその時に着たウエディングドレスや新婚旅行(イギリス、スコットランドへ)で使った靴2足(意外と小さい)、彼女が好きで作っていた事細かないろんな種類のスクラップブックなどが展示されていました。その頃は赤毛のアンの本が売れていたので新婚旅行も豪勢に行けたそうです。


夏入り江さざなみ光る漁師小屋

サマーサイドからビデフォード博物館へ

2016-09-27 08:00:01 | 日記

サマーサイドの市庁舎

柳風荘 物語「アンの幸福」の中でギルバートと婚約していた頃にアンが住んでいた下宿先

ビデフォード博物館

一階客間

二階モンゴメリーの下宿部屋

青い湖水が見える下宿部屋

旅行四日目は島の西部サマーサイドにある市庁舎や柳風荘のあたりを歩きました。アンの物語「アンの幸福」の中ではギルバートと婚約したアンは柳風荘に下宿して高校の校長先生として仕事をしていました。この家が柳の木に囲まれていることからアンは「風にそよぐヤナギ荘」と呼んでいました。家の屋根にひときわ突き出している塔をつけているのは財力を誇示する一種の飾りのようなものだそうです。

1894年にシャーロットタウンのカレッジを卒業して一級教員免許を取得したモンゴメリーもここビデフォードで三年間教鞭をとり三か所の学校で教えました。その最初の赴任地がビデフォードでした。年齢の違う生徒が八年間勉強する小さなワンルームスクールです。ビデフォード博物館の建物はその頃は牧師館で19歳の時にモンゴメリーはここへ下宿していました。昔の道具等も展示されていてその時代の様子が良くわかりました。ここでの教員生活で資金をためたモンゴメリーはその後ハリファックスのダルハウジー大学で一年間聴講生として文学の勉強をしました。
アンの物語の中で痛め止めの薬を香料と間違えてケーキを作った話が出てきますが、実際はここにいた牧師夫人がしたことをメモ書きしておきそれがヒントになって物語に登場させたようです。


島人の島を愛する薄暑光

キャベンディシュの夕景と朝景

2016-09-24 08:00:13 | 日記

薄い雲がかかってしまいました 海岸に降りた人も

少し離れた断崖

ノースラスティコのサンライズ

ルピナス畑 隣は牧草地

ルピナスも輝き始めて


今回のツアーでは私達が泊まっていたホテルの周辺に観光客をほとんど見かけませんでした。こんなに魅力的な風景が多いのになぜか不思議な感じがします。キャベンディッシュでは朝食も夕食も泊まったホテル隣のレイチェルズ・リストランテでとりました。夕食後添乗員さんから西海岸に日の入りを見に行くので希望する人は20時に集合して下さいという話があり参加しました。外はまだまだ明るく遊歩道を海岸まで歩くこと20分。残念ながら雲がだんだん広がってきてしまい素敵なサンセットは見れませんでした。
翌朝も早起きして昨夕とは逆の方角へ20分ぐらい歩き、東海岸から朝日が昇って来て島が輝きはじめる瞬間を見届けました。小さな島だからこそ出来ることです。


夏暁のゆらゆらゆらの登り藤

小さな灯台でのウエディング撮影

2016-09-21 08:00:01 | 日記

北海岸にあるコープヘッドハーバー灯台

ダルベイ・バイ・ザ・シーのすぐ近くの海岸で








キャべンディシュ村では小さな灯台をあちらこちらで見かけます。ダルベイ・バイザ・シーを見学した帰り道、たまたま寄った灯台では新郎新婦が海岸で記念撮影をしていました。砂浜なので皆はだしです。こうした結婚式では若い男女同数の友人、知人が付き添いとして参加するのが決まりとか。結婚式で出会って結ばれるカップルも多いようです。シャッターチャンスを逃す訳にはいきません。早速近づいて撮らせて貰いました。


海風を運ぶ笑顔の皆素足

ロブスターランチと映画「アンの青春」に登場したホテルのダルベイ・バイ・ザ・シー

2016-09-18 08:07:06 | 日記

種類が多くあったサラダ

熱々のロブスター

ここの海で採ったロブスター 小さいものは海に戻す

40年前に釣り上げた巨大ロブスター

ダルベイ・バイ・ザ・シー 2011年英国ウイリアム王子とキャサリン姫が新婚旅行で訪れた

ここはDVDアンの青春編の中で「乙女の誓い」を暗唱し賞賛をえ、音楽会が開催された場所です

さすがリゾート地

キャベンディシュではオプショナルツアーに参加しました。ノースラスティコにあるロブスターで有名な店、フィッシャーマンズ・ワーフ・ロブスター・サパーズ&レストランでヘビーなランチの後、国立公園内にある歴史あるホテル ダルベイ・バイ・ザ・シーを見に行きました。ロブスターは初めての海外旅行で訪れたオストラリアのメルボルンで、また二度目は6年前に祖父が卒業した大学を訪ねたときにアメリカのボストンで食べて以来、今回で3度目です。プリンスエドワード島のレストランではロブスター漁が解禁される5月下旬から10月までの営業とのことですが店内は観光客や地元の人たちで混んでいました。まずサラダバーでサラダを好きなだけ取って食べた後、メインのロブスターの登場となります。英語で食べ方の説明を受けたあとやっとゆでたての大きなロブスターが出てきました。言われたとおりにはさみと素手で格闘しながら時間がかかりましたが食べることができました。
食後はアンの物語ではホワイト・サンド・ホテルとして度々出てくるダルベイ・バイ・ザ・シーを訪問しましたが、さすが高級リゾート地といわれるだけあってゆったりと庭を散策したりベンチに座ってのんびり。ここは当時からもアメリカ人の保養地になっていました。映画のワンシーンを思い出しながら優雅な時間を過ごしました。


アンも食べたか地ビールで待つロブスター