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夫婦杉とか 左はくねくね 右はすっとたつ
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こんもり見えるのが高森殿の杉
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この標識は矢印がないので迷う
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牧場の中なので入ったら閉める
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あか牛
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高森駅 乗ってきたジャンボタクシー
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一心行のヤマザクラ
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2泊3日の巨樹探訪の旅の最後は阿蘇郡高森町にある生命力あふれる夫婦杉を見に行きました。高森殿と書いて「たかもりどん」と読みます。「殿」を「どん」と呼ぶのは南九州の方言だそうです。
夫婦杉のある高森駅は現在は南阿蘇鉄道が熊本地震の被災からづっと運休になっているので私たち5人は熊本中心街からジャンボタクシーを予約しておいて出かけました。
一般道を走ること1時間半弱で目的地高森に到着。そこはあか牛を放牧している牧場でした。青空の下でのんびり草を食むあか牛に誘われるかのようにコンクリートの急坂をやや登っていきましたが、駐車場からすぐ右に入る案内板の矢印を見誤ったことに気が付きました。ゲートが用意されていてやや上っていくと暗くうっそうとした森が見えてきました。真っ黒なくねくねした太杉とすっと立つ太杉の二本の古樹のてっぺんはここからは見えません。幹から何本も枝分かれした姿は千手観音にも見え、何度も何度も囲われている巨木の周りを歩いて英気を貰いました。同行の皆も離れがたく30分以上は佇んでいたでしょうか。
九州自然歩道沿いの牧野内の杉林にあって、まるでトトロのような形のこんもりとした森が『高森殿の杉』でした。
幹回りが10mを超える2本の巨大な大杉です。ここは、天正14年、高森伊予守惟直(たかもりいよのかみこれなお)主従二人が自決した地であると案内板にあり、幹から幾つも枝分かれした姿は圧倒されて神聖な雰囲気が漂いました。
樹齢400年をこえる高森殿の杉は、高森町の天然記念物に指定されており、“町の宝”となっているようです。
この高森殿の大杉を見てからジャンボタクシーでそのまま空港まで送ってもらう約束でしたが親切なドライバーさんが近くには一心行の桜もありますので廻って見ていきますかとの提案を頂きました。桜の頃になると必ずテレビで紹介されていたあの桜でどんな樹形をしているか一度は見に来たかった桜でしたから嬉しいことでした。この一心行の桜が咲くころは菜の花の絨毯に囲まれる樹齢400年の一本桜(ヤマザクラ)。南阿蘇村のシンボル的な存在とも言われていて樹高14m、枝張り東西21.3m、南北26m、幹周り7.35mで、淡い薄紅色の花をつけるので有名です。
くねくねと太き樹上は緑さす