和子の記録 フォト&俳句

長い間ネイチャーフォトを楽しんで来ましたが最近これに俳句の趣味が加わりました。まだ不慣れですがブログに載せていきます。

松戸市育苗圃の藤の花

2021-04-27 06:54:11 | 日記

















ゆいの花公園

松戸市育苗圃では市内の公園や公共の施設に藤の花を飾るべく鉢植えにして100鉢位は地中に鉢を埋めたままで育てられています。例年ですと戸定邸のお庭や戸定歴史公園の通路に沢山の植木鉢が並べられて藤の花祭りが開催され多くの人に喜ばれていました。私もその一人でわざわざ見学に行きました。
昨年は緊急事態宣言中だったので藤の花の貸出はありませんでした。さて今年こそと期待していたのに松戸市も20日からまん延防止措置が発令され多くの人に見てもらう機会が又なくなりました。。ところが嬉しいことに東松戸のゆいの花公園に10鉢の藤の花が育苗園から初めて借りてきましたとならべられていました。一鉢を動かすのも三人がかりで大変なんですよと係りの方から聞きました。朴木の花やウケザキオオヤマレンゲの咲き具合を下見に行ってわかったことでした。
半年位前から育苗圃ではあちらこちらに進入禁止の赤いポールが置かれ始めました。沢山の種類の椿の木があるのですが満開になっても立ち入り禁止の札が下がったままで自由に見るのがはばかられました。以前は自由に見せてもらえただけに何があったのでしょう。夏の朝顔展だけは広報にも載せて一般開放されますが私は近所なので散歩で時々立ち寄らせてもらってます。
せめて満開になった藤の花を見て頂きたくのせます。白い藤の花は遅れて咲きますので昨日早朝に行き撮影してきました。

人知れず藤は盛りになりにけり

日光植物園の桜 Ⅱ 栽培品種 他

2021-04-23 08:09:26 | 日記

ニッコウザクラ (チョウジザクラ×カスミザクラの自然雑種)

オモイガワザクラ  十月桜(エドヒガン×マメザクラ)×染井吉野(エドヒガン×オオシマザクラ)

ニッコウベニヒメザクラ  (ヤマザクラ×マメザクラ)

ニッコウベニヒメザクラ

ショウドウヒガンザクラ  エドヒガン×勝堂桜(マメザクラ×エドヒガン×オオシマザクラ)

アーコレード  (オオヤマザクラ×コヒガンザクラ)

カジカエデ

イタヤカエデ

日光植物園で今咲いている栽培品種ですが栽培品種とは人が何らかの価値を認めて人為的に名前を付けたものを言うそうです。
今年は例年と比べて異様なほど桜の開花が早くすでに終わってしまったものもありました。
桜の出自が解るとなるほどなあと納得しましたがとても覚えきれません。
オモイガワザクラは植物園 の技官だった久保田秀夫氏により、栃木県小山修道院(現在は小山祈りの家)に植えられていたジュウガツザクラの種子から育成され、命名されました。修道院の脇を流れる思川にちなんで名付けられ、小山市の市花になっています。日光ではあちらこちらでこの桜がみられました。
ニッコウベニヒメザクラは元日光植物園の久保田秀夫氏の自宅で栽培していたサクラで、2021年に新品種に認定されました。園内の温室で早く咲かせたこの桜を切って来て一人ひとりに回してみせてくれました。ピンクの上品な色合いの桜でした。
ショウドウヒガンザクラは日光植物園でショウドウザクラの種子を播種したものの中から生じた栽培品種です。ショウドウザクラとエドヒガンの雑種と推定され、ショウドウザクラよりも花つきが良好です。日光を開山した勝道上人にちなんで名付けられたと聞きました。
日本の国花であるサクラですが、イギリスで品種改良されて里帰りしてきたサクラが「アーコレード」で秋と春の二季咲きのサクラです
カジカエデは本州から中国の山地に見られる葉の大きなモミジの仲間。 モミジというよりカクレミノやプラタナスを思わせるような大きな葉を持ち、 別名をオニモミジといい日本固有のモミジだそうです。外国に自生は見られないとのことでした。
イタヤカエデは黄色の可愛い花と若葉の緑が美しいです。イロハモミジやハウチワカエデの花が赤いのに、イタヤカエデは黄色の花を付け、それも下垂せず上向きに 葉の出る前に花は咲いていました。
千葉県にも発令されたまん延防止措置の直前でしたので日光まで出かけられ、桜ガイドツアーに参加して色々勉強できたのは大きな収穫でした。

青空に楓の花の際立てり


日光植物園で教わった野生種の桜

2021-04-18 06:34:56 | 日記

エドヒガン  花が満開になった後、後から若葉が開く

ミドリザクラ(マメザクラの品種) 花は葉より先に開き下向きに咲く

オオヤマザクラ 花はヤマザクラより紅色が濃く大きい

ミヤマチョウジザクラ 花と葉が同時に開く 花柄や葉柄には粘る長毛が密にある。花床筒は長い筒形

クマノザクラ 2018年に新種とされ山桜より開花が早い。まだ園内では植えたばかりで咲いていない

ヤマザクラ 赤褐色の若葉が花と同時に開く

カスミザクラ 緑褐色の若葉とが花と同時に開く

オオシマザクラ 花は大きく緑の葉と同時に開く

4月15日、日光植物園では開園の日に合わせて桜ガイドツアーがあることを知り事前申し込みをしてから友人三人と参加しました。
日光植物園には野生種を中心とした多くのサクラが植えられていて、桜研究の専門家の女性から園内のサクラを巡りながら、野生種の見分け方やサクラの魅力をたっぷり教えてもらいました。一度には覚えきれないので自宅に帰ってもう一度パンフレットを読みまとめてみました。
日本で見られるサクラ属の野生種は10種類だそうです。上の8枚の写真の他にタカネザクラとミヤマザクラも10種のサクラの野生種に含まれていて説明を受けたかと思いますが写してこなかったのが今悔やまれてます。
園内の林床には珍しい春の山野草が咲きみだれ木々には初めて目にする花もあり名前が解らずあれこれ調べて知りえると嬉しいものです。
ソメイヨシノがオオシマザクラとエドヒガンの掛け合わせの栽培品種であるようにここの園内でも珍しい栽培品種の桜が咲いていましたので後日アップします。

しなやかな木々の芽吹きの眩しけり

牡丹の寺 観音寺

2021-04-14 20:30:03 | 日記















クロバナロウバイ



自宅から車で20分のところにあり花の寺と言われている柏市の観音寺に行ってきました。
こちらのお寺では3月の梅の花に始まり修善寺寒桜、染井吉野、仙台枝垂れ桜、御衣黄、普賢象、ヤシオツツジ、椿の花も数種あり花の寺の名前のとおり次から次へ咲いていきます。そして今は牡丹の花も咲きはじめました。蕾の枝が多数ありしばらくの間は楽しめそうです。珍しい黑花蝋梅もありました。例年より全てが二週間位早く咲き始めている様に感じました。

白壁や巣作り忙しつばくらめ

アケビの花咲く棚 21世紀の森公園

2021-04-11 08:00:08 | 日記

アケビの棚から覗く花

アケビの雌花は雄花よりも大きく紫色の雌しべの先端には粘性がありここに花粉が付くことで受粉します。雌花の萼片は 3枚

アケビの雄花は垂れ下がった花序の先端に多数付き淡紫色の雄しべが 6個あります。





アケビの棚はいくつもあります

アケビの名の由来は、秋に楕円形の果実がつき、熟すと縦に割れて白くて甘い果肉と黒い種子を覗かせる様子から、「開け実」の意味で名付けられたそうです。アケビは、地方によりアケビカズラとかアクビなどとも言います。
花は雄花と雌花で分かれて咲き、花の色は紫色や薄紫色、白色などがあります。3枚の花びらは半透明で厚みがあり、蝋細工のような光沢もあります。近づくとほんのりと芳香があるようです。
雄花と雌花の見分け方は、3枚の花びらの中心部が球状に包まるようについていれば雄花であり、雌花は雄花より花自体は大きく3㎝ぐらいで中心部が放射状に広がっています。
上から3枚目までは4月8日に撮影し残りの3枚は3月下旬と2回に分けて様子を見てました。
公園では棚を作っているので垂れ下がる実を楽しむことが出来、秋の収穫時期にまたアップしたいと思います。

鈴割のごと花木通楚々と揺れ