和子の記録 フォト&俳句

長い間ネイチャーフォトを楽しんで来ましたが最近これに俳句の趣味が加わりました。まだ不慣れですがブログに載せていきます。

新宿御苑便り  冬の温室の花木 サガリバナ ジャボチカバ

2018-12-28 12:45:04 | 日記

サガリバナ

落ちたサガリバナ

ジャボチカバ













12月の御苑の温室では洋ランの花の特集をしていましたがその他にも珍しいサガリバナが咲いていました。
夜開花して芳香を放ち朝方には花の役目を終えて散ってしまうサガリバナが御苑にもあるとは今まで気が付きませんでした。日本では南西諸島のマングローブの川沿いの湿地に自生しているそうです。次に珍しかったのはジャボチカバでした。常緑性の高木でブドウのような実がついているのです。調べてみると味もブドウに似ているそうですが以前隠岐の島に行った時にやはりレストランの室内でブドウのような実が無数についた大きなジャボチカバを見ました。初めて見たときは異様な感じがしましたが御苑でも見られて嬉しかったです。何度も御苑の温室を訪ねているのにこの花の撮影はしていませんでしたが白い花が幹にびっしり直接咲くそうです。

12月23日の読売新聞のよみほっとというコーナーにジャボチカバの特集が載っていました。”幹につやめく南米の実り”フトモモ科の果樹で原産地は南米。日本では静岡市の農園カフェのビニールハウスの中で100本が植えられ、生の実の他に実を皮ごと使ってパンやケーキジュースにして味わうことができるそうですよ。一日たつと味が落ちてしまう繊細な果実で一般の流通ルートにはでまわらないとも書かれていました。

華やかな洋ラン展では多くの人が足を止めて見入っていました。


所狭しと稀な木見るや冬の室

横浜「コクリコ坂から」の舞台 港の見える丘公園周辺を歩いて

2018-12-24 07:50:40 | 日記

はためくUV旗



ベイブリッジ

フランス山の風車

イギリス館

外人墓地

山手十番館

デイゴの花

エリスマン邸

ブラフ18番館

外交官の家

裏庭は今薔薇がきれいでした

スタジオジブリ制作のアニメ「コクリコ坂から」が封切されたのは2011年震災の年の7月でした。
アニメは行方不明になった船乗りの父と仕事のためにアメリカに渡った母を持つ主人公の 海 を中心とした高校生たちの青春を爽やかに描いています。
海は小さな家で祖母と暮らしていました。父を待ちわびる彼女はいつ父が帰ってきても家がわかるように港が見える自宅の庭に毎朝国際信号UV旗を掲げるのを日課にしていました。この物語の舞台は横浜。横浜で生まれ、海と同じ年頃を横浜で過ごした私にとって懐かしい場所が頻繁に登場して来るので印象深い映画となりました。

先日山手十番館を会場にして小学校のクラス会があり久しぶりに横浜を訪ねました。そのとき皆で近くの「港の見える公園」を訪れるとなんと昔見たアニメ「コクリコ坂から」の中で 海 が掲げたUV旗が翻っているではありませんか。映画で見た色々なシーンが思い出され周辺を二時間近くかけ楽しく散策しました。

若返る小さき想い出帰り花



早朝の小田代ヶ原  日光

2018-12-20 07:58:26 | 日記














11月の初旬、深夜に松戸の自宅に迎えに来てくれた写友の車に乗っ4人で日光の小田代ヶ原に撮影に行ったことがありました。赤沼茶屋到着午前3時。午前4時半始発の電気自動車に乗り込んで小田代に向かいました。外は未だ暗いのですが車内は超満員。15分で小田代ヶ原にに着きましたがすでに自転車などで来た人がいて整備された木道に三脚を並べていました。日の出まで一時間以上あり冬支度をしていても手がかじかむほどの寒さです。足踏みをしながら寒さに耐えて日の出を待ちました。周りの人の話を聞いていると皆様常連さんのようでした。6時近くになって急に今までなかった霧が湧き出てきました。お目当ては湿原に一本だけ離れて立つ「貴婦人」と呼ばれるシラカンバの木です。シャッターの音だけが霧の中に響きます。みるみる変わっていく瞬間のすばらしさ、貴婦人にも日が差しこみ始めました。霧氷になっているようです。紅葉したカラマツの木々も浮かび上がってステキでした。私にとって今朝は何とラッキーな経験をさせてもらったことでしょうか。
あれから一か月余が経過しました。貴婦人も今頃は雪の中で凛とたたずんでいることでしょう。

紅葉の写真を掲載するのに忙しくてブログ掲載が前後してしまいました。

冬霧や肩並べゐて無言なる

湯島聖堂の櫂の木の紅葉

2018-12-16 08:00:07 | 日記

一本だけ剪定されていない櫂の木

杏壇門の前に

剪定されている櫂の木の後ろはイチョウです

孔子の像の前にある一番大きかった櫂の木は大きく切られて



孔子銅像




東京文京区湯島にある湯島聖堂は1690年(元禄3年)5代将軍徳川綱吉によって建てられた孔子廟で江戸時代には官立の大学のような役割を担っていたそうです。御茶ノ水駅から歩いて3分ほどの位置にあります。ここには4本の櫂の木があります。中国山東省の孔子の墓所に植えられているので別名孔子木とも言われ日本では孔子にゆかりのある樹とされています。春先には美しい緑の葉が樹いっぱいに広がり秋には鮮やかな黄色から赤へと変化していきますので楽しみに出かけて行きました。ところが生憎と今年は4本ある櫂の木の3本が大きく剪定されていて残念ながら見事な姿が見れませんでした。一度に3本も剪定した理由が知りたくて大成殿が公開される日曜日にもう一度出かけて聞きに行きましたら大きくなりすぎたからとのこと。残しながら順番に剪定する配慮があれば良かったなと思いました。

冬びより櫂を見あぐる孔子像

新宿御苑だより 12月

2018-12-11 08:35:14 | 日記

ハナノキとジュウガツザクラ



ペーパーホワイト

ヒマラヤザクラ













12月5日に新宿御苑の紅葉を探しに行ってきました。4日と5日は12月とは思えないほど暖かい日となりました。
11月に訪ねた時、台風の塩害で木々の葉が枯れあがってしまい今年のもみじは期待が出来ないとがっかりしていましたが木によってはまずまずの色付きだったように思いました。
早くから咲いていたジュウガツザクラも今は満開で道路を挟んで目の前にあるハナノキもピークを迎えていたので一緒に撮影が出来ました。園内各所にある白い水仙のペーパーホワイトも咲き始め紅葉を引き立てる役目を果たしていました。

塩害やめげず着飾る冬紅葉