
サガリバナ

落ちたサガリバナ

ジャボチカバ






12月の御苑の温室では洋ランの花の特集をしていましたがその他にも珍しいサガリバナが咲いていました。
夜開花して芳香を放ち朝方には花の役目を終えて散ってしまうサガリバナが御苑にもあるとは今まで気が付きませんでした。日本では南西諸島のマングローブの川沿いの湿地に自生しているそうです。次に珍しかったのはジャボチカバでした。常緑性の高木でブドウのような実がついているのです。調べてみると味もブドウに似ているそうですが以前隠岐の島に行った時にやはりレストランの室内でブドウのような実が無数についた大きなジャボチカバを見ました。初めて見たときは異様な感じがしましたが御苑でも見られて嬉しかったです。何度も御苑の温室を訪ねているのにこの花の撮影はしていませんでしたが白い花が幹にびっしり直接咲くそうです。
12月23日の読売新聞のよみほっとというコーナーにジャボチカバの特集が載っていました。”幹につやめく南米の実り”フトモモ科の果樹で原産地は南米。日本では静岡市の農園カフェのビニールハウスの中で100本が植えられ、生の実の他に実を皮ごと使ってパンやケーキジュースにして味わうことができるそうですよ。一日たつと味が落ちてしまう繊細な果実で一般の流通ルートにはでまわらないとも書かれていました。
華やかな洋ラン展では多くの人が足を止めて見入っていました。
所狭しと稀な木見るや冬の室