和子の記録 フォト&俳句

長い間ネイチャーフォトを楽しんで来ましたが最近これに俳句の趣味が加わりました。まだ不慣れですがブログに載せていきます。

一茶も訪ねた柏市布施弁天とあけぼの山風車

2016-11-28 08:00:49 | 日記


布施弁天

小林一茶の碑



コスモス畑と風車

夏の向日葵

先月、真言宗豊山派の寺院 布施弁天を訪ねました。利根川沿いにあるこの寺院は1717年に創建され、関東三大弁天の一つとなっています。急な石段を登るとケヤキ造りの立派な楼門がありそれをくぐると朱塗りの入母屋造りの本堂があります。近くの桜山には小林一茶の「米蒔くも罪ぞよ鶏が蹴合ぞよ」と書かれた句碑がありました。彼が布施弁天を訪ねたときの句だそうですがこんな所にも一茶が足跡を残していることに驚きを禁じ得ません。雀などの小動物に示す一茶の優しい愛情があふれていますね。一茶は東葛へ来ると守谷の西林寺の俳友を訪ねる道すがら立ち寄っていると書かれておりました。ここから利根川の七里の渡しを渡って守谷に行ったそうです。
近くのあけぼの山農業公園は春の桜やチューリップに始まって、向日葵、コスモスを見に来る観光客でいつも賑わっています。夏には向日葵を今回はコスモスも撮影してきました。


団栗のしきりに跳ねるこゑを聞き

初雪の日の松戸市東漸寺紅葉

2016-11-25 09:08:48 | 日記





本堂を見る


千葉県でも54年振りという11月24日初雪の朝、急いで今が紅葉見頃の北小金東漸寺に行ってきました。ここはこの春しだれ桜の古木をブログにアップした浄土宗のお寺です。駅からも近く拝観料もいらないので大勢のカメラマンで賑わっていました。

存分に初雪冠ぶる刻もてり

葛根田渓谷 雫石 

2016-11-23 08:00:03 | 日記

葛根田渓谷

地熱により蒸気が上がって

鳥越の滝

滝の近く

雫石町の葛根田川の上流、玄武洞から滝上温泉までの10キロメートルの渓谷を葛根田渓谷と言います。黄色いブナやもみじやウルシの赤が際だちひときは美しい紅葉がずっと続きますが道幅は狭くて途中で駐車してゆっくり撮影できるところがほとんどありません。残念ながら絶景を車窓から眺めるだけでした。玄武洞は葛根田の大岩屋と言われて柱状節理の岸壁が200メートルも続きます。平成11年に崩落事故が起きた為今はしっかりフェンスが張られて写真を撮る隙間もありませんでした。渓谷の駐車場の手前にある滝上温泉は山肌から湯煙が立ち上がる秘湯で日帰り温泉になっていました。掲載した写真は一番奥にある駐車場から歩いて戻り撮ったものです。


一むらは朝な夕なも秋の声

森吉山 中ノ又渓谷

2016-11-19 08:00:03 | 日記

中ノ又渓谷

川沿いの風景

宿の前にあった桂の木

またぎの里打当温泉


「安の滝」まで歩いて行く途中にあるのが中ノ又渓谷です。紅葉真っ盛りの打当川沿いの狭い道では多くのハイカーに出会いましたが三脚を持つカメラマンにはほとんど出会いませんでした。 宿泊したまたぎの里「打当温泉」近くには私の好きな黄葉した桂の木が何本もありました。
昨日道の駅で買い求めたリンゴが美味しかったのに味をしめて宿に入る前に阿仁伏影の集落にリンゴを買いに行きました。「シナノスイート」など数種類の大きなリンゴを10キロ、相場の半額位で買うことができました。みんなが買ったのでおまけに少し傷があり売り物にならないリンゴもお土産に沢山持たせてくれました。車で来たからこそ出来ることです。何でも明治時代にマタギの獲った熊の胆(くまのい)を全国各地に売り歩いていた時に青森県からリンゴの苗木を持ち帰ったのが始まりだそうですが、しゃきしゃきして酸味も甘みも香りも楽しめるマタギの美味しい伏影リンゴは未だ市場にはあまり出回っていないようです。車のトランクは買ったリンゴで一杯になり車内はリンゴの香りでむせかえるようでした。

もぎたての紅ゐ浅き林檎食む

森吉山 安の滝

2016-11-15 08:00:07 | 日記

安の滝上の部分

一時頃から虹が

安の滝

今回の撮影旅行の一番の目的は北秋田市阿仁の森吉山の標高900メートルの所にある落差90メートルの「安の滝」を見に行くことでした。この滝は日本の滝100選の第二位に選ばれています。
朝九時過ぎに宿を出て細い山道を走ること一時間で滝の入り口駐車場に着きました。さすがは人気第二位の滝です。アクセスが良くないにもかかわらず紅葉が見頃のシーズンだけあってすでに何台も車が止まっていました。マイクロバスからハイキングをする人達も多数降りてきました。そこからがたいへんでした。重い撮影機材を持って雨上がりの滑りそうな川沿いの細い山道を一歩一歩登ったり下ったり慎重に歩きました。何度も休憩しながらゆっくりと一時間半位歩いたところでやっと滝の上部が現れ思わず歓声を上げてしまいました。そこから5分歩いて滝の全容が見えました。撮影中に滝に虹がかかる素晴らしい一瞬をカメラに収めるチャンスにも恵まれました。時折太陽が出た時のわずか30分足らずのショーでしたが、このシーンを見た人は我々以外に数人だけでした。撮影時間を含めると往復四時間かかりましたが、同行のメンバーに助けられながら思う存分撮影出来て有り難かったです


秋深き虹ある滝に合掌し