髭になった翁草 滝川渓谷にて 2016-05-30 06:41:15 | 日記 全長3キロにわたり大小あわせて48もの滝が連なる福島県矢祭町の滝川渓谷は滝が主役の観光地ですが、渓谷の周囲にも絵になるところがあります。写真は先日新緑と滝の撮影に行った時に見つけた翁草です。名前の由来は花が終わった後におじいさんのような髭がもこもこ伸びてくることからこんな名前が付けられました。 アップダウンほつと一息風薫る
キャンパス内の新緑の櫂(かい)の木 2016-05-26 08:00:01 | 日記 櫂の木は中国山東省の孔子の墓に植えられていることで有名な名木です。大正時代に中国から種をもらい受けて育て湯島聖堂など儒学に関係深い所に植えられたそうですが、柏市にある麗澤大学も昭和11年に孔子の子孫の方から種を頂き5本の木を発芽させて今ではいづれも見事な枝振りを見せています。その中の一本がこの写真の櫂の木ですが秋の紅葉時には更に見応えがあります。孔子にちなんで櫂の木は学問の木とも言われています。樹間から太陽が覗く瞬間を待ってシャッターを切りました。 夏兆す歴史の薫る孔子木
仙人池 笹ヶ峰高原 2016-05-20 04:03:23 | 日記 新潟県妙高市の笹ヶ峰高原にある仙人池です。1300メートルの標高に位置し鬱蒼とした林に囲まれた周囲500メートルほどの小さな池ですが、まるで仙人が住んでいるような雰囲気があるのでその名があるようです。残雪に足を取られながら下って静かな池の周囲を歩き回りました。昨年5月17日に撮影した蔵出しの3枚目です。 夏霧に掬われ暫し夢心地
与謝野晶子が詠んだ松戸のひなげし 2016-05-17 11:12:59 | 日記 自宅近くで咲いているひなげしの花です。雑草のように市内のあちこちで咲いているのを見かけますがこの花こそ与謝野晶子が短歌に詠んだことで有名な花のようです。彼女は大正13年の初夏、夫鉄幹と共に松戸高等園芸学校に遊び短歌60首を詠みました。それを記念して戸定歴史公園には「ひなげしの小径」があり19首の歌碑を訪ねることが出来ます。 その中の一首に うすものの女の友を待ちえたる松戸の丘のひなげしの花 があります。 フランス語でコクリコと呼ばれるヒナゲシはモネの絵(アルジャントゥイユのひなげし)にも登場しています。娘たちが住んでいたフルクの街からほど遠くないセーヌ河畔の街アルジャントゥイユは印象派の画家たちが創作活動をした所です。孫に会いに行った時にその近くまで訪ねたことがありました。 罌粟咲きて舞つて詠まれて見直しぬ
六日町温泉の山桜 2016-05-13 08:00:01 | 日記 撮影旅行で六日町温泉を訪ねました。温泉には早めに到着。宿に入るにはまだ明るかったので近くをぐるっとロケハンして回りました。そのとき偶然見つけたのがこの雪山をバックに咲く山桜です。日没寸前の夕日を浴びて輝く姿は神々しくさえ感じました。この桜には名前はついていませんが蔵出しの二枚目です。 うす暮れに微笑む丘の山桜