和子の記録 フォト&俳句

長い間ネイチャーフォトを楽しんで来ましたが最近これに俳句の趣味が加わりました。まだ不慣れですがブログに載せていきます。

冬の道東への旅 Ⅱ  硫黄山 摩周湖  その他

2019-03-29 09:12:47 | 日記

硫黄山の駐車場にはバスは一番に到着。先頭の人が雪道をかき分けて

摩周湖 第一展望台より

その上の展望台から見て

伊藤タンチョウサンクチュアリーにて

乗った流氷観光船

博物館網走監獄は40分間の野外を廻って見学

北浜駅舎 駅舎内の食堂は今日はお休み

川湯温泉にある大鵬記念館

アイヌコタンの町は木彫りの店が多い

層雲峡

2日目は雪景色の美幌峠を通り流氷観光船「おーろら号」に乗り流氷を見に行くことに。残念ながら今年はもう2月に流氷は帰ってしまっていました。それでもツアーですので大勢の外国人に交じって船に乗り込みましたがなんだかせっかく来た外国人が可哀想になりましたね。ツアーで事前に組み込まれているので仕方ありませんが個人で来たらこれは時間の無駄で網走港では見るものがありません。博物館網走監獄やオホーツクに最も近い木造駅舎の北浜駅などを見て川湯に泊まりました。3日目は川湯温泉からほど近く噴煙が音を立てて噴出している硫黄山に行きました。 昨夜の雪も上がり青空も出てきた展望台から摩周湖の全面結氷している姿を眺めることが出来ました。鶴居村のえづけされている丹頂等を見て足寄を経由して日本一の寒冷地を記録した陸別の町を訪ねました。ここは4月からの朝ドラの「なつぞら」のロケ地にもなっている所です。十勝を舞台にした朝の連続ドラマを見る楽しみが増えました。4日目は凍結した層雲峡の銀河流星の滝を見てふっこう割が適用された格安旅行はこうして終わりました。写真は行程とは前後しています。

淡雪や夕日眺むる露天風呂

冬の道東への旅 Ⅰ 阿寒湖畔のボッケを訪ねて

2019-03-25 16:40:33 | 日記

ボッケとはアイヌ語で「煮え立つ場所」という意味で「泥火山」の事を言います。



秋10月11日の紅葉の時はこんな感じです

阿寒湖は全面結氷していますがお天気が良ければここから雄阿寒岳が見えます

倒木はあちこちでそのままに

左の木は桂 温泉の湯気

この森には桂の木が沢山あります。

北海道の名付け親は松浦武四郎 

3月13日から「旅で応援北海道」感動の白い北海道のキャッチフレーズに誘われて3泊4日のツアー旅行に参加しました。
パンフレットをよく見てみると一泊目が一昨年秋に泊まったホテル阿寒湖荘を選ぶことが出来ました。阿寒湖荘の前から遊歩道がついていて森の中を通り湖畔沿いに歩いてボッケを見て帰ってくるコースがあります。秋に訪ねた時の感動が忘れられず冬はどうなっているのか歩いてみたくなりました。処が思っても見なかったツアーの阿寒湖到着が夜の18時近くになり仕方なく翌朝午前六時からわずかに足跡が残る森の径を一歩一歩探りながらボッケへと急ぎました。
湖畔沿いの道は除雪もしていないし冬は歩く人もいないから危険とのことで別の道を通って行きました。このことは事前にホテルに電話して様子を聞いていて解った事です。
それでも誰もいない感動の白い旅のキャッチフレーズ通りに昨晩から降った新雪10センチの阿寒の森を満喫出来ました。その体験はわずか一時間と短かったのですが今回の旅行で一番楽しいものとなりました。

芽柳の目覚めは近き北大地

冬の北陸への旅 Ⅱ 五箇山 越中八尾 井波 豪農の館

2019-03-21 14:50:17 | 日記

中庭から見る山田川と小さな滝

五箇山相倉集落

23年前に泊まった民宿の勇助

八尾の街並み

女優柴田りえさんのお母さんの実家は旅館 風の盆の時はここの二階は最高かも

斜面に石を積み上げた坂の町八尾

井波別院瑞泉寺

木彫りのまち井波

豪農内山邸

白壁の土蔵に映える紅梅

振袖柳

開湯1300年の歴史があると言う秘湯の山田温泉に一泊しました。奈良時代の事、山田川の水辺で矢傷を負った老猿が傷を癒して去っていくのを見た猟師が調べたところ温泉であることが解りました。その後山伏などの修験僧によって薬湯山田温泉の名が知れ渡ったそうです。戦国時代から江戸時代にも戦傷者が湯治に来たと伝えられています。
山田川のせせらぎを聞きながらのんびり露天風呂に入り至福の時を過ごすことが出来ました。

世界遺産になった五箇山では相倉集落を訪ねました。以前はなかった展望台にも雪をかき分けかき分け登ってみました。23年前に泊まった勇助も健在で懐かしかったです。
白川郷は外国人が多くなりましたが相倉ではほとんどいません。静かなものです。
越中八尾の街並みも寒い冬の時期は訪ねる人もなくのんびり散策が出来ました。
その後北陸随一の大伽藍を持つ井波別院瑞泉寺、越中一千石地主と言われた豪農の館内山邸をたずね建物内外を見学しました。沢山の白梅紅梅が見ごろを迎えていました。

盆恋歌偲び漫ろの春八尾

冬の北陸への旅 Ⅰ 新港から兼六園へ

2019-03-17 08:58:34 | 日記


ゆでたてのカニ足

きっときと市場

ひがし茶屋街

主計町茶屋街

着物レンタル

琴柱灯篭 兼六園のシンボル

唐崎松 琵琶湖畔の唐崎から種を取り寄せ実生から育てた黒松 一番枝ぶりが良いそうです

雁行橋 赤戸室石を使い雁が列をなして飛んでいる姿に作られているびわこはん

梅林

夕顔亭 袖壁に夕顔(瓢箪)の透かしがあるのでその名がある

宿泊は山田温泉 玄猿楼 夕食は高志の紅ズワイガニと氷見牛のすき焼き

先日1泊2日のツアー旅行で富山、金沢を訪ねました。東京を午前八時過ぎの北陸新幹線「かがやきで」富山に向かいました。旅行を申し込んだ時はまだまだこの時期は雪もあり寒い頃と思っていましたが今年は富山でも雪が少なかったそうです。まず最初に向かった先は新港のきっときと市場でそこで昼食。新鮮な魚介類がいっぱい並んでいました。富山のブランドガニである高志の紅ズワイガニがひときわ目につきました。きときととは新鮮な、活き活きした、とれたての生きのいいことの富山の方言だそうです。
昼食後に向かった先は金沢でも江戸時代の風情を残す町並み「ひがし茶屋街」で、若い女性が着物姿で街並み散策を楽しんでいる風景に出会いました。
最後は国の特別名勝に指定されている雪つりで有名な兼六園でした。江戸時代を代表する池泉式回遊庭園は岡山の後楽園、水戸の偕楽園と並んで日本の三名園の一つです。雪景色の兼六園を楽しみに訪ねたのですが案内人によると昨年はたっぷり雪があったのですがね今年は雪が少なくて雪つりに雪がのる時が少なかったそうです。
雨の上がった蓮池門から入り小一時間をかけて案内を聞きながら散策しました。午後の遅い時間でもあり観光客は我々以外ほとんどいなかったです。

コケ庭や華やぐ落椿の冴え

オオカンザクラ ミヤマガンショウ咲く 千葉大学松戸キャンパスにて

2019-03-12 08:29:05 | 日記

オオカンザクラ





ミヤマガンショウ





シダレカツラの根元にはクロッカスが

今月初めに戸定邸を訪ねた帰りにすぐ近くの千葉大園芸学部に寄りました。オオカンザクラはその時にかなり蕾が膨らんでいたのでそれから10日後では如何かなと思いつつ訪ねました。
オオカンザクラはカンザクラの園芸品種でカンヒザクラとオオシマザクラの交雑種であり埼玉県川口市安行にあった原木から各地にひろまりソメイヨシノより一週間近く早くに咲き始めるとのことです。
ここ千葉大学キャンパスにはオオカンザクラは1本のみで、丁度5部咲き位でまだ花にボリュウムがありませんでした。存在を知られていないのか花見に来る人は皆無で通りすがりの人、犬の散歩の人に出会っただけでした。ちょっと可哀想ですね。

珍しいミヤマガンショウ(深山含笑と書きます)はモクレン科でハクモクレンに似た花が咲いています。中国南部(湖南省)が原産のオガタマノキの仲間だそうです。
とてもいい匂いがして葉っぱは大きく千葉大では背丈が8メートル以上はあるでしょうか。ひとつの花の寿命は短いのですが次々咲いてくるので花の時期は長く楽しめるようです。
こちらも同じく花見客は皆無でした。



大正時代に千葉大園芸学部を訪れた与謝野晶子は60首を松戸の地で歌を詠んでいますがその中の2首が歌碑に。

  丘の上の雲母(きらら)の色の江戸川の見ゆるあたりの一むらの罌粟

  うすものの女の友を待ちえたる松戸の丘のひなげしの花