和子の記録 フォト&俳句

長い間ネイチャーフォトを楽しんで来ましたが最近これに俳句の趣味が加わりました。まだ不慣れですがブログに載せていきます。

クルミの実

2021-05-28 08:43:18 | 日記

5月24日   クルミの実が目立ち始めて

5月9日    雌花の下に膨らんでいる実

4月28日   雌花が咲きました

4月8日    雄花が咲いています

3月26日   新芽が出始め

3月4日    芽が膨らんで

2月19日   冬芽

松戸市21世紀の森にはクルミの木が一本しかありません。サワグルミと思われますが4月8日には雄花が沢山ぶら下がっていました。しかしどこを探しても雌花が見つかりません。雄花の花粉は何時雌花に到達するのか心配になりました。一週間に一度観察していましたが雌花が咲き始めたのを見つけたのは4月28日でした。その頃には雄花はとうに枯れてカラカラになって地面に落ちていました。大丈夫何処からか風にのってクルミの花粉が飛んで来ますと野草観察の先生から説明は受けたのですが信じがたく本当かしらと案じながら日々過ごしていました。この木の周りのどこを探してもクルミの木はないのですから。5月9日クルミの木にはまだ赤い花を残してなんと小さなクルミの実が出来ていました。風に運ばれて受粉していたのですから驚きました。そして5月23日にはもう完全にクルミになっていました。沢山の実がなっていました。
厳しい冬を越すために葉の落ちた少し上で冷たい風に絶えて愛らしい姿を見せていたクルミの芽をづっと観察していたので我が子のように思えて嬉しくなりました。

隠忍自重クルミ雌花を見習いて

萬葉集で詠われた春の樹木

2021-05-23 08:15:20 | 日記


桜花咲きかも散ると見るまでに誰れかもここに見えて散り行く.   柿本人麻呂

梶の木
春過ぎて夏来るらし白妙の衣干したり天の香具山    持統天皇 

たく こうぞ
沖つ波来寄る荒礒を敷栲の枕とまきて寝せる君かも  柿本人麻呂

つるばみ(クヌギ 櫟、椚、橡、栩、椡の古名)
紅はうつろふものぞ橡のなれにし来ぬになほしかめやも   大伴家持

弓絃葉:ゆづるは=ゆずりは
古に恋ふる鳥かも弓絃葉の御井の上より鳴き渡り行く   弓削皇子

あふち(楝)  栴檀
妹が見し楝の花は散りぬべし我が泣く涙いまだ干なくに   山上憶良

かつら 
月に見て手には取らえぬ月の内の楓(かつら)のごとき妹をいかにせむ    湯原王

すもも
わが園の李の花か庭に落る斑雪のいまだ残りたるかも    大伴家持

やなぎ   しだれやなぎ
浅みどり染めかけたりと見るまでに春のやなぎは芽えにけるかも   作者不詳

先日松戸21世紀の森と広場にあるパークセンターで「萬葉集で詠われた初春の樹木」というタイトルの講座を受けました。
前回アップした春の草花、花木は午前中の講座でしたが続けてその日の午後にもあり今度は樹木を探しながら園内をくまなく歩きました。
2月3月と同じ先生で冬から春にかけての木の芽の動きなどを観察する講座も受けていましたのですでに色々な予備知識をえていて樹木が好きな私にとっては最高に楽しい教室となりました。
21世紀公園内で見られなかったものは柏の葉公園で探してきました。
萬葉集では山桜を詠んだ歌は40首で梅ほどは多くありません。
万葉集では、たく(コウゾ)の皮から取った長い繊維を「栲(たく)」といい栲(たく)は楮の古名とされ、その繊維が丈夫なので、古くから衣類、網、縄、衾(ふすま)、領布(ひれ)などに用いられてきました。
「たく」で織られたものが「たへ」、特に美しいものは「しろたへ」と詠われていました。
つるばみは染料として樹皮やどんぐりの皮を使い、媒染剤として鉄を加え染まるのは、濃い紺色から黒や茶は一般人が用いたそうです。
万葉時代には、あふちは霊力が憑依する聖なる木と尊ばれました。その可憐な花や実を愛でる歌が4首残されています。
万葉集では、のちに桂という字が使われるまでは、カツラに「楓」の字が当てられていました。
万葉集には、柳を詠った歌が二十首あって柳は早春に芽を吹くので、梅の花の咲く時期と重なり合い梅と一緒に詠われることが多かったそうです。

雲散霧消見上ぐる先に朴散華

ウケザキオオヤマレンゲが咲きはじめました

2021-05-18 10:45:42 | 日記

5月13日

目の位置に咲いた時しか撮影出来ません

5月10日

地面すれすれで咲きました 5月4日

5月1日大きく膨らんできました

4月18日初めて蕾をを確認

木は3メーター位あり上の方に咲く花は撮れません。5月15日

近くの公園でウケザキオオヤマレンゲが今年も咲きはじめました。
昨年は東松戸のゆいの花公園に足しげく通って咲き具合を観察していましたが家の近くにもあることを偶然知りました。
ウケザキオオヤマレンゲの蕾が膨らみ始めたのは4月の18日でそれから約一か月間、毎日のように観察を続けました。
今年は桜の花などと同様にやはり昨年よりかなり早くから咲きはじめてびっくりしています。
まだまだこれから咲く蕾もあるのですが昨日から雨模様でこのまま梅雨に入ると花も開花後傷みやすいかなと心配です。

青空に大山蓮華今ひらき


芍薬 なんじゃもんじゃの花 観音寺

2021-05-12 10:12:08 | 日記


















芍薬がそろそろ咲き始めたかしらと観音寺を訪ねましたがまだまだ蕾が硬いのが多くて咲いていたのはほんの2~3輪でした。その代りなんじゃもんじゃの花が今を盛りに咲いていたのには驚きでした。実はその木があることを知らなかったからです。思わぬ拾い物をしたことになりました。
そういえば牡丹やハンカチの木の撮影には足しげく通っていたのですがそれが済むと芍薬を見に行くことは今まではせず紅葉迄訪ねていませんでした。今年もなんじゃもんじゃの木があることで有名な麗澤大学には入れませんでしたので観音寺で見られて良かったです。芍薬は一週間後にまた出かけて行きました。

明けそめし藪に絡むや金銀花

金襴の咲く森

2021-05-07 09:21:43 | 日記












4月11日、21世紀の森にあるパークセンターでの講座を受けた帰り道の午後4時過ぎの事でしたが木立から漏れる夕陽に照らされた金襴を発見しました。こちらでは金襴の咲く場所は何か所もありますが昨年はここの場所では見ていなかったので驚きでした。21世紀の森で金襴が咲いているのを教わって3年目になりました。こんなにも早くから開花しているのは知らなかったです。身近で見られる幸せを感じながら何度も見に行きました。

密やかに光を放つ深き春