和子の記録 フォト&俳句

長い間ネイチャーフォトを楽しんで来ましたが最近これに俳句の趣味が加わりました。まだ不慣れですがブログに載せていきます。

雨の新宿御苑 Ⅰ 早咲きの桜満開

2017-03-31 08:01:41 | 日記










所属する写真の会の撮影会があり、開園9時にタイミングをあわせて雨の新宿御苑に行ってきました。入り口では空港並の厳重な荷物チェックがありました。御苑には何回も来ていますがこんな荷物検査を受けるのは初めての経験です。テロが横行する世の中です。入園する外国人も増加しているのでやむを得ない措置かもしれません。カバンも開けさせられ中をチェックされました。飲み物はありますかとも聞かれ、お茶が入っているペットボトルを見せました。アルコール類は持ち込み禁止となっているようです。朝早いにもかかわらずツアーで訪れた中国人のグループにも会いました。雨の中を昼食を挟んで午後3時まで園内を廻り撮影を楽しみました。

列なして荷物検査や初桜

市川弘法寺の伏姫桜と真間の手児奈堂を訪ねて

2017-03-28 08:00:01 | 日記

山門から見たしだれ桜

近づいてみるが花はまばら

一茶の句碑と鐘楼堂

説明板

山門から見る手児奈堂

神社ではなくお寺

26日の日曜日、小雨の中を市川にある真間山弘法寺にある樹齢400年のしだれ桜を見に行きました。以前から一度は訪ねてみたかったところです。しだれ桜は4分咲きくらいで満開までには後数日かかりそうでした。

この寺は万葉集に登場する真間の「手児奈」の霊を弔うために建てられた由緒あるお寺です。絶世の美女「手児奈」は奈良時代に下総の国葛飾の真間に住んでいた女性で、万葉集にも詠われ、江戸名所図絵にも掲載されるほどの有名人だったようです。多くの男性に慕われつつもその中の一人を選ぶことができず、結局誰とも結婚せずにこの真間の入り江に身を投げたと伝えられる伝説のヒロインです。

一茶のパトロンでもあった松戸馬橋の俳人大川立砂とこの地を訪れた小林一茶の句碑も山門入り口にありました

山部赤人  葛飾の真間の入江にうちなびく玉藻刈りけむ手児奈し思ほゆ(東歌)
大川立砂  夕暮の頭巾へ拾う紅葉かな
小林一茶  紅葉や爺はへし折子はひろふ 




  
  
 


芭蕉の句を訪ねて 小名木川五本松の跡

2017-03-24 08:00:02 | 日記

広重の小名木川五本松  安政3年(1856)の作品

江戸名所図より 「 川上とこの川下や月の友 」 芭蕉 47才の時

現在の小名木川の橋の五本松跡

橋の欄干にあるレリーフ


奥の細道の旅を終えた芭蕉が元禄6年(1680)小名木川五本松のほとりに舟を浮かべて一句吟じたのが「川上とこの川下や月の友」の句だそうです。江戸時代、小名木川の河畔には大きく枝を張り出した老松があり、名所となっていました。現在の江東区猿江2丁目あたりです。ところが広重の描いた絵には一本しか描かれていません。おそらくその後枯れてしまったと思われます。この句を詠んだのは空気が澄んで月が綺麗に見える秋のようです。句を詠んだ芭蕉の気持ちを代弁すると「今この五本松の場所で川面に揺れる月を眺めているが同じ川の川上にいる私の心の友も同じ月を眺めているだろうか」となります。 句の友とは芭蕉の友人として親しく交流していた山口素堂であろうと言われています。山口素堂は芭蕉とは2才違いの葛飾派の俳人で有名な句に”目には青葉山ほととぎす初鰹”があります。先日、芭蕉が詠んだ小名木川五本松の跡が今はどうなっているのか興味を持ち訪ねました。半蔵門線を住吉駅で降りて10分ほど歩くと小名木川橋が見えてきました。この芭蕉の句碑は芭蕉記念館にありました。

水温み宴の舟の気配して

和太鼓の公演 松戸21世紀の森にて

2017-03-20 08:00:49 | 日記












昨日(3月19日)21世紀の森公園内の千駄堀池のほとりで10団体による日本太鼓の競演がありました。自宅から15分と近いこともあり、これを見逃すわけにはいきません。
パンフレットには「緑豊かな広大な自然と日本伝統音楽のコラボレーション」とありましたが、晴天に恵まれて大勢の見物客が来ており、熱のこもった演奏を楽しませて貰いました。
残念だったのは孫が遊びに来ていため午前中の演奏が見られなかったことです。私が住む町内の子供達もチームを組んで出演したのですが着いた時にはすでに演奏は終わっていました。
子供達は夏祭りの盆踊りでの演奏は勿論、地域の老人ホームや病院への慰問活動も行っているようです。毎年開催されていますので来年こそはお目当ての演奏を見に行こうと思います。

春光の大地轟く心地好さ



新穂高ロープウェイ展望デッキより下を眺めて

2017-03-16 08:00:03 | 日記







福地の青だる

展望デッキに三脚を置いて撮影に取りかかりましたが、ロープウェイが昇降したり観光客がどっと降りてくる度に足下が揺れるので静かになる合間を見ての撮影となりました
10年前に来たときはまだ雪もそんなに深くなくてスノーシューを履いて登山道を歩きながら雪景色の撮影が出来たように思います。今回はその道に雪の壁が3メートルもできていて歩けませんでしたので展望台からの撮影のみに終わりました。手すりの間に三脚が思うように入らず試行錯誤しながらでした。2時間程撮影した後山を下り、福地の青だる(福地温泉の前に人工で作った滝)を見に行きました。滝祭りはとうに終わったのか目の前はすでに除雪の壁が出来ていて全容が見えなくて残念でした。

寒戻り空を映してやや青む