和子の記録 フォト&俳句

長い間ネイチャーフォトを楽しんで来ましたが最近これに俳句の趣味が加わりました。まだ不慣れですがブログに載せていきます。

横浜にある「宮川香山真葛焼きミュージアム」に行ってきました

2017-02-24 08:00:01 | 日記


















先日「幻の焼き物」と言われる香山美術館に行ってきました。横浜駅東口からそごうデパートを見ながら横浜ベイクォターを通りぬけ歩いて10分ほどで目指す真葛ミュージアムに着きました。宮川香山は京都の陶工の家に生まれ、横浜に居を移してから陶磁器 真葛焼、を制作しました。輸出された作品は評判を呼び、特にフィラデルフィア万国博覧会に出品されたことで彼の名前は世界中に知れ渡ったそうです。ほとんどの作品が輸出されたため国内に残っている作品は数少ないとのこと。幻の焼き物と言われる所以です。叔母が持っている宮川香山の壺を以前見せて貰ってから興味を持ち、一度横浜の美術館も訪ねたいと思いながら果たせずにいました。二代目、三代目に受け継がれた窯も1945年の(昭和20年)横浜大空襲で壊滅的な被害を受けて閉窯したそうです。

天命を永久に語らふ春日かな

開館日   土曜日 日曜日のみ
開館時間  10:00~16:00 
入館料   大人¥500
電話番号  045-534-6853
場所    ヨコハマポートサイド ロア参番館

新宿御苑に春を探して

2017-02-19 13:57:15 | 日記

水仙も福寿草も囲いの中にあり雨が少ないので福寿草の花が小さいとか

別の所にあった福寿草を近づいて撮りました

白い水仙の名はペーパーホワイトといいます

草わらの中に寒アヤメが2本咲いていました

寒桜の花びらがもう風に舞って 

四月にはしだれ桜が見事なところ 

五月に百合のような花が咲くユリノキの大木が御苑には何本かあります

先日友人の写真展を見た帰り道に久しぶりで新宿御苑に寄りました。昨年4月に同級生とここでお花見をして以来です。そのとき桜の見事な大木に感動して来年この桜の巨木を撮ろうとずっと思っていましたので今回はその下見のつもりでした。思い返せばカメラを始めたころ度々通って撮影したのもこの御苑です。人が多いので切り取って絵にするのが難しい場所ですが初心に返って撮影するにはよい機会でしょう。四月が待ち遠しいです。


風光りさまざまの事廻るかな

市川にある房総最古の芭蕉塚を訪ねて

2017-02-15 08:31:38 | 日記

市川の泉養寺

芭蕉塚 わずかに読める桃青居士とは芭蕉のこと

深川稲荷尊天

泉養寺紋は「いも洗い紋」で開基である深川市の家紋 

深川猿江の泉養寺境内にあった蓮池

先日、芭蕉の孫弟子に当たる田中千梅が芭蕉の50回忌(1743年 寛保3年)に造立したという芭蕉塚を訪ねました。松戸駅から京成バスで15分栗山バス停近くに芭蕉塚がある泉養寺はありました。泉養寺は深川を開拓した深川八郎右衛門を開基とする天台宗の寺院で、元々深川の地にありました。この寺は猿江の蓮寺と言われて文人墨客が珍しい蓮の花を見に多数訪れたそうで江戸名所図会にも掲載されています。
その後お寺は何度も火災や洪水にあい大正12年の関東大震災の後、昭和2年に丁度松戸市と市川市の境界地点となっている市川市の高台に移転して来ました。お寺の移転と共に芭蕉塚も移されていましたが残念なことに災害の影響を受けて半分かけていました。
現在都営新宿線森下駅近くにある深川神明宮は明治維新まで泉養寺の別当であったそうで芭蕉記念館からも近いです。次回はその近くを訪ねてみます。

春浅き触れたる塚の重きかな

松戸市 戸定邸の梅

2017-02-11 08:00:41 | 日記

戸定邸がある戸定が丘歴史公園入り口

紅梅は今が見頃

公園内

剪定されている白梅

戸定邸廊下から見た黄梅と紅梅

室内に座って庭を眺める

昨年の2月10日撮影

水戸藩最後の藩主徳川昭武が建てた戸定邸は名前にちなんで毎月一回10日に庭が開放されることになっています。庭にある黄梅や紅梅がそろそろ見頃をむかえる時期です。咲き具合が気になったので近くに来たついでに前日の9日に下見をしました。ところが残念なことに今年は工事中のため庭は立ち入り禁止になっていました。黄梅を庭からは撮影出来ないとわかり廊下のガラス戸を開けて撮りました。公園の方にある紅梅は今は満開でしたが白梅はまだちらほらでこれからです。この日は雨から時々雪のちらつく寒い日でしたが雰囲気だけは撮れたかなと思います。最後に載せている写真は昨年戸定邸の庭から撮影した黄梅ですが来年は別の所に植え替えるらしいです。

しんしんと降り紅梅のうるはしき

日本画の後藤純男回顧展(流山)

2017-02-08 08:00:18 | 日記

見るものすべてを魅了する

展示作品のリトグラフ

市制50周年記念

流山市生涯学習センター

うなぎ 江戸屋入り口

味が濃いめの鰻重

日本画の巨匠後藤純男の回顧展が1月22日より2月21日まで流山市生涯学習センターで開催されています。1930年関宿(現野田市)に生まれ30才の時から流山市平和台に住居を移し、北海道富良野に移る迄の数十年をこの街で過ごしました。その縁があって流山市市制50周年記念事業として彼の展覧会が開かれたのです。大型の屏風を含め、「古都」「桜花」「北海道」「中国」等のジャンルに渡る作品32点が展示されています。このことを新聞で知って出掛けましたが、中国悠久の時の流れや心洗われる氷雪の世界に圧倒されました。
実は6年前に放射能汚染から孫を守るため北海道旭川にマンスリーマンションを借りて2ヶ月過ごしたことがありました。このとき富良野まで足を伸ばして後藤純男美術館を訪ねたことがありましたが、十勝岳連峰が見える大自然の中に建つ館内で心ゆくまで大作を鑑賞しました。このことが忘れられなくてもう一度ゆったりと見てみたいと思ったのです。流山市名誉市民第一号になった画伯は昨年10月に北の地でお亡くなりになりました。
絵を鑑賞した後、久しぶりに近くの老舗江戸屋のウナギを食べて帰りました。少したれが濃く感じましたが美味しかったです。

会場  つくばエクスプレス流山セントラルパーク駅下車 徒歩3分
    流山生涯学習センター(流山エルズ)駐車場完備
    流山市中110番地 
入場料 ¥500

ただ合掌古木の桜宙に舞ふ