
天然杉への入り口








佐渡島には厳しい風雪に耐えてきた300本近い巨樹、巨木があるそうです。それを巨樹探索を趣味とする我々仲間で訪ねようということになりました。当初は仲間7人で10月初旬に佐渡汽船観光主催のツアーを利用して行く計画でしたが、台風の襲来で新潟と佐渡の両津港を結ぶジェットフォイルが欠航したため中止となりました。予約していた宿や新幹線もすべてキャンセルしました。遠い佐渡まで行くのはそう簡単ではありません。さらに島に着いてからも狭い山道を延々と通って行かなければ巨木を見ることができません。
諦めかけていたところ、佐渡汽船観光の方から「ツアーが無くなってもレンタカーで巨木を巡ることができますよ」というアドバイスがありました。
幸いメンバーの1人が車を運転してくれることになり翌週都合のついた4人のみで行ってきました。
島の東北から南西に伸びる大佐渡山脈北側の標高600メートルを超える地帯に重齢300年以上の大佐渡石名天然杉などの巨木奇木が何本もありました。鬱蒼とした原生林の中に地を這うような枝振りの杉、地面についた枝から根が出てさらに長い枝を伸す杉、枝が合体している杉の木、枝の張り出しが特異な杉の木を見ることが出来ました。その姿に圧倒されるほどでした。次回も続きます。
荒れ兆す庭に無数の赤蜻蛉