川本ちょっとメモ

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民主党の「比例定数80削減」に反対、大変革を望まず

2009-08-19 01:08:04 | Weblog


きょう8月18日の夕刊記事は衆院選公示のニュースでいっぱいです。

民主党の主要公約の一つに、「衆院比例定数80削減」があります。衆院比例区は、小選挙区制導入の折に、その短所を緩和するために併置されたものです。

民主党の「比例削減80」というのは、小沢さんの意志が丸見えのような気がします。おそらく、公明・共産・社民など思い通りにならない連中を始末したいのでしょう。

現在の衆院定数は、小選挙区300、比例区180です。民主党が「小選挙区80削減」と言わないで、「比例区80削減」と言うところに、その意図が表れています。

日本の衆院定数480は、諸外国にくらべても人口比では少ない部類に入るそうです。それなのに、比例区だけ80も減らそうというのです。不審です。

これが小沢(鳩山擬制)民主党の本質です。私には、小沢さんも小泉さんと同類に見えます。「政権取りの策士」というところで同類と見えます。

 ◇  ◇  ◇

なにごとにも多数意見を反映させるのは民主主義の基本です。しかし、少数意見を尊重するのも民主主義の基本です。

世間のいろいろなことについて、そのときどきの私の思いが少数派の部類に入っていることがけっこう多い。ですから、少数派の意見が大切に扱われるかどうかということには神経が立ちます。

小選挙区制では2位以下の獲得票が死票になります。1位の意見しか採用されないのなら、一党独裁と似たようなものだ。

前回衆院選での小泉人気・自民大勝はフレ幅が大きすぎた。そして小泉政治によって、大いに暮らしづらい世の中になりました。

今の民主党人気はその裏返しのようなものでしょう。前回衆院選は「郵政民営化」スローガンで何か良いことがありそうでした。今回衆院選は「政権交代」スローガンの民主党が、大変革をすれば良いことがあると約束しています……。

歴史を顧みて大変革の時代には、その変化に順応できずに犠牲者となる人が増えます。そしてその苦しむ人とは、おおむね市井の民衆です。

私も民衆の一人です。時代は変わっていかねばなりません。そしてその変化に適応し、前進していかねばなりません。それだけの意欲はあるつもりです。

しかし、大変革は望みません。連続する絶え間のない小改革を望みます。私のような平凡な人間でも適応していけるように、手荒な改革でなくお手柔らかな改革を望みます。

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