民主党はクリーンになれるのでしょうか‥‥。
<小林議員に議員辞職を促しても鳩山氏は議員辞職しない>
国民の不人気に耐えられず、7月参院選挙の大敗が避けられない見通しのなかで、鳩山前首相がついに退陣しました。「首相問責決議」が国会で通るかもしれないという危機が引き金になったということです。追いつめられた挙句の果て‥‥。
鳩山氏は民主党両院議員総会のなかで、自分の首相辞任に合わせて小沢幹事長と小林衆院議員もやめるよう促しました。「政治とカネ」トリオが一斉にやめることで、信頼回復をしたいと話しました。会場の民主党国会議員から拍手が起こりました。
小林議員の選対事務所で資金管理を統括していた「自治労北海道」財政局長の木村美智留容疑者(46)(政治資金規正法違反容疑で逮捕)は、北海道教職員組合から計1600万円の資金提供を受けていました。鳩山氏が母親からもらった資金は毎月1600万円です。
政治資金規正法違反という点で、3人の政治家としての道義的責任は同じだと私は思います。このことでは鳩山も小沢も小林も同列で、なんの違いもありません。
鳩山氏が小林議員に促したのは、「議員辞職」です。鳩山氏は首相を辞任するのであって、議員辞職ではありません。小沢氏について民主党幹事長職の辞任を促したのであって、議員辞職を促したのではありません。そのことに私は反発を感じました。
なんという堂々たる無自覚か。なんという堂々たる不公平か。
しかし、鳩山氏にとっても両院議員総会に出た議員たちにとっても、このことは何の違和感もなかった。鳩山氏のスピーチを歓迎する拍手がわき起こったのですから。政界浄化、道遠し‥‥。
<石井議員宅で1千万盗難 妻が被害届、兵庫県警捜査(共同通信 2010/06/04)>
民主党の石井一参院議員(75)の神戸市中央区の自宅で現金1千万円が入った金庫が盗まれたと、石井氏の妻が5月に兵庫県警に被害届を出していたことが4日、県警への取材で分かった。生田署が窃盗と住居侵入容疑で捜査している。
生田署によると、石井氏の妻が5月24日朝、自宅2階の一室にあった小型金庫がなくなっているのを発見し、被害届を出した。妻は「金庫を確認したのは昨年12月が最後」と説明しており、生田署が詳しく調べている。
石井氏は現在、民主党の選挙対策委員長として参院選対策に当たっている。