川本ちょっとメモ

★所感は、「手ざわり生活実感的」に目線を低く心がけています。
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成長社会から持続社会へ / やりたいこと100個書いてみた / 夢に挑み道を切り開きたい

2016-01-05 23:34:30 | Weblog



毎日新聞、新年の投稿欄から三つ、ご紹介します。山口県・男性の投稿は、私が日ごろ思っていることと同じです。資本主義の本性は経済成長です。経済成長の本性は競争です。利益競争が、国と国、民族と民族の間に争乱を引き起こしているのではないでしょうか。あと二つの若い人の投稿には、年を重ねても常にこうでなければと、気持ちを新たにしました。新年にいいものを読ませていただきました。


◆成長社会から持続社会へ (山口県・男性68歳)

 日本の縄文文化が欧米の歴史学者から高く再評価されている。それは1万年間も、進歩のない代わりにこれ、一定の人口と安定した衣食住を維持し、何より戦争と無縁で平和だったからだ。世界でもこれほど持続した文化は比類がない。

 政府は、常に高い経済成長を金科玉条のごとく唱えるが他に価値観はないのだろうか。樹齢千年を超えるような大樹は、その土地の環境にふさわしい高さになると、成長を止め、根を張り幹を太らせ、もっぱら生命維持に全力を尽くす。自然の摂理だが人間社会にも相通じはしないか。

 経済にも必ず成長限界はある。成熟し限界点に達した経済を無理に成長させようとすれば矛盾が噴出する。資産や大都市と地方の格差が拡大し、人間性を喪失させ理不尽な犯罪が増える。国家エゴがはびこり、人種差別や偏見が拡大し、やがて戦争を招きかねない。資源と環境は有限であり、成長社会から命と心を大切にする持続社会に脱皮すべき年にしたい。


◆やりたいこと100個書いてみた (千葉県・女性24歳)

 昨年初めにやりたいことを100個、手帳に書き出した。

 達成できたのは3割くらいだが、思い出した時に眺めると、「そうだ、これをやりたかったんだ」と実行に移すことができた。3割というと少なくも感じるが、書き出さなければできなかったこともたくさんあり、自分では上出来だと思う。

 ただし、やりたいことを書き出すにあたっての反省点がある。それは、具体性だ。昨年のやりたいことの中には、「本をたくさん読む」というのがあった。これだと何冊読んだらたくさんなのか分からない。今年は、「週に1冊以上本を読む」に決めた。他にも、「季節を感じて生活する」は「七十二候を毎週手帳に書く」という目標にした。

 そもそもやりたいことを100個考えるのが大変なのだが、年の初めにこれをやることでその後のやる気が変わると思う。今年は5割の達成を目指したい。


◆夢に挑み道を切り開きたい (千葉県・女子16歳)

 10歳の時、私はピアニストになりたいと思った。ところが冷静に考えて、
「厳しいからあきらめよう」とあっさり区切りをつけた。

 それからは明確な夢がない。頭の中にうっすら描けているようで何もない。思い返せば、夢をあきらめたあの日から、もちろん興味や関心は変わったが、その中で「この職業いいな」と思うことは何度もあった。

 でも実現するのは大変だから「無理だ」と自分で決めつけて一瞬描きかけた夢を簡単に捨てる、その繰り返しで今に至っていた。そんな自分に気付き、将来の夢がなくて当然だと思った。

 どんな夢でも実現には困難な道が待っている。それでもためらうことなく挑み自らの手で道を切り開き、実現しよう。

 私にはその気持ちが欠けていた。気持ちで負けていた。本当にやりたいことやなりたい職業が見つかったら、簡単に断念せず、意志を貫き続け、絶対に実現したい。

 そう思えるような、心に生き続ける夢を描きたい。

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<私のアピール>

安倍内閣はデモクラシー日本を食い破る強権内閣です。安倍総理退陣まで、国政で安倍自民党に“No”を ! 安倍内閣のお伴政党、安倍総理を支持するお伴政治家、安倍総理にすり寄る候補――次の参院選・衆院選で彼ら彼女らに“No”を !

2012年12月26日、安倍内閣が成立しました。アベノミクス効果で円安・株高が実現しました。 財政的負の側面では、日銀の過剰な国債購入、GPIFなどの過剰な株式買い入れがあります。 円安効果で輸出大企業が榮えました。同じ円安効果で、国民生活に直結している食品はじめ生活関連品が値上がりして、電気代などエネルギー費も値上がりしました。これはどういうことでしょうか? アベノミクスの円安・株高効果とは、多数派である国民大衆のなけなしの富が、少数の大企業や株投資家の財布に移動することを言っています。国家財政改善の一助として、消費税は5%から8%へ上がりました。アベノミクスが約束している大衆へのトリクルダウンはまだありません。今後も大衆の生活を潤すことはないでしょう。一方で安倍内閣の主導で、武器輸出、 原発輸出の動きが加速しています。

安倍内閣下で特定秘密保護法が成立しました。安保関連諸法が成立しました。内閣法制局長官と、自民党・高村副総裁と、公明党・北側副代表の三者で手を握って、憲法違反の集団的自衛権を合憲だと、押し通しました。NHKの経営委員や会長には、安倍首相の息のかかった人が座りました。政府を批判するテレビ番組には「公平でない」と圧力がかかりました。言論抑圧です。 政府に賛成する側に圧力はありません。

安倍首相は「戦後レジームからの脱却」をめざしています。安倍首相の抱く国家像は「明治維新リメーク型日本」です。それは、戦後70年の間平和な社会であり続けてきた日本を、捨てる道です。




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