川本ちょっとメモ

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安倍首相によるNHK間接支配(下) 百田尚樹語録 国防軍は戦争を抑止する一番の力、土井たかこは売国奴

2014-12-06 11:24:45 | Weblog



2012年(平成24年)9月、自民党総裁選挙の結果、安倍晋一・第25代自民党総裁に選ばれました。「2012年安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」はこの総裁選挙に際して、安倍自民党総裁誕生を後押しをしました。

NHK経営委員の長谷川三千子氏、百田尚樹氏は共に、この「民間人有志の会」の発起人です。安倍首相は、「民間人有志の会」から2人をNHK経営委員に送りこみました。長谷川氏の思想傾向を証するものについては前回に書きました。

今回は、百田尚樹NHK経営委員について書きます。百田経営委員は今年2014年2月都知事選で、田母神俊雄候補と共に街宣カーに乗って街頭演説をしました。彼の思想傾向は既によく知られていますが、この街頭演説を下に採録しました。ご覧ください。

彼の思想傾向は、安倍首相に重なります。安倍首相は長谷川三千子氏や百田尚樹氏をすばらしい人材として推せんしています。それに、これまでの政治活動や自民党の新憲法草案を見ても、安倍首相は12月選挙で多数を取れば、憲法9条の改正に踏み込むでしょう。

百田尚樹氏の人となりを見るものとして、土井たか子(元社民党党首・元衆院議長)訃報に際してのツィッターも採録しました。ご覧ください。

   ◇   ◇   ◇

■2014年2月3日 秋葉原にて

<第1回演説 部分抜粋 ① 国防軍は戦争抑止力 憲法改正>

とにかく関西にいて思うことは、今回の都知事選、都知事になるには、田母神さんしかいません。それ以外の候補、まあ10人以上は泡沫ですが、何人かの重要な候補と言われている人間ですが、私から見れば人間のクズみたいなもんです。

遠く関西から見ていますと、田母神さんに対する誹謗中傷が非常にひどいです。
田母神さんが都知事になれば日本は戦争するんじゃないかと。
どうして東京が戦争できるんですか。あほなこと言うなと思うんですが。

実は憲法改正の話をちょっと言いますと、私は憲法改正派です。

と言いますのは、今の憲法は、戦争が起こってほしくないなぁと、ただそれを願っているだけの憲法だと、私は作家としてそう解釈しております。それをどう変えるか、絶対に戦争を起こさせない、そういう憲法に変えるべきだと僕は思っています。

よく安倍さんがいわゆる国防軍にしたい、と。安倍さんは戦争をやりたがっているのか。とんでもないです。戦争を起こさせないために軍隊が必要なんです。

軍隊は今、戦争を抑止する一番の力です。

そして今日本人で絶対に戦争を起こしてほしくないと思っている人は誰か。

これは実は自衛隊員です。
自衛隊の隊員達は、絶対に戦争起こってほしくないと思ってます。
何故なら、もし戦争が起これば彼らは真っ先に死ぬからです。
しかし、彼らはそれを恐れておりません。

決してあってはならないことですけれども、もし戦争が起これば自衛隊の皆さんは、国のために命を捧げることを恐れておりません。


<第1回演説 部分抜粋 ② 自虐史観を排した教育>

それともう一つ、お話させていただいて素晴らしいなと思うのは、(田母神さんが)日本の教育をしっかりしたいと、そう心から思っておられることです。

実は日本のいろんな大きな問題、様々な問題、マスコミ関係いろんな問題の多くが、実はこの戦後の教育が間違っていたからなんです。

実は日本の左翼教育は長い間子ども達に何を教えてきたのか、代々。日本は非常に悪い国家であった。非常に間違った国家だった。日本人は世界の国にさんざん悪いことをした。迷惑をかけた。こればっかり教えてきたんです。とんでもない話です。

たとえば侵略戦争一つとってもそう。日本はアジア諸国を侵略した、と。とんでもない、これは大嘘です。世界の国は日本を非難している、これも嘘です。そういう人たちに聞くと、誰が非難しているかというと、中国、韓国。これだけなんです。中国、韓国を世界というのは、これは大嘘です。

(東日本大震災や阪神大震災後の人々の助け合いを称揚して紹介したあと)子ども達には、まず日本人として生まれたこと、日本人は素晴らしい国家である、これを教えてもらいたい。何も知らない子ども達に自虐史観を与える必要はどこにもない。


<第2回演説 部分抜粋 中国は世界のガン、中韓に弱気は売国奴>

これまで日本はある意味、ぬるま湯に浸かってきました。1980年代90年代、日本を取り巻く国は脅威ではありませんでした。しかしながら、21世紀になってから国際状況は、刻々と非常に悪く変化してます。

はっきり言いますと、中国です。中国は世界のガンです。本当に非常に厄介な国になってます。だが厄介な国と戦争するわけにはいきません。

しかしながら本当に中国とうまく外交を、或いは国際的にやっていかないと日本は本当に飲み込まれます。非常に危機的状況です。

その時に、日本のために闘える政治家、戦えるというのは戦争じゃないですよ。ある意味外交的に力強く戦える政治家、僕はこれは安倍総理と、田母神敏雄さんやと思ってます。

中国、韓国の顔色を見ながら政治をするような政治家は、もう今や日本には全く不必要です。彼らは売国奴です。

   ◇   ◇   ◇

■百田尚樹氏ツイッター

元社民党党首で衆議員議長を務めた土井たか子氏の訃報に接して――

土井たかこが死んだらしい。彼女は拉致などない!と断言したばかりか、拉致被害者の家族の情報を北朝鮮に流した疑惑もある。まさしく売国奴だった。 (2014年9月27日 23:35)

「死者の悪口を言うな」とのリプライに対して――

土井たかこを批判したら、何人かの人から「死者の悪口を言うな」とのリプライをもらった。他人に人格を説く人たちに聞きたい。政治家は死ねば批判から免れるというのか。もう一つ言いたい。他人に品格を要求するくらいなら、あなたたちも私も批判するな。  (2014年9月28日 19:45)

   ◇   ◇   ◇

■毎日新聞読者投稿欄から

<「永遠の0」の作者に違和感 生身の本人の方が真実なのだ>
毎日新聞 2014年03月14日 「みんなの広場」

 (神戸市垂水区)

 友人に薦められて昨年、百田尚樹氏の小説「永遠の0(ゼロ)」を読んで感動した。優秀な腕前を持つものの、無謀な戦いは避けるため臆病者と陰口をたたかれるゼロ戦のパイロット。彼はなによりも命を大切にする。国で待つ妻のもとに生きて帰ることを約束したからである。戦争の悲惨さや特攻作戦に対する疑問も描かれている。

 その百田氏が安倍晋三首相の“お友達”としてNHKの経営委員に選ばれたと報道された時、違和感を覚えた。そして、東京都知事選で特定候補を応援し品性下劣な発言を行った。批判されるとクビにしたらいいと開き直りのような姿勢。

 私の頭は混乱した。あの読後の感動は何だったのか。あのような人間が書いたとは、どうしても思えない。もう一度読み返してみようと思った。が、やめた。小説はフィクションである。生身の本人の方が真実なのだ。


<百田尚樹「永遠の0」 特攻隊、感動の創作と区別を>
毎日新聞 2014年09月07日 「みんなの広場」

 (神奈川県逗子市)

 百田尚樹氏の「永遠の0」がドラマ化されるという。小説も映画も鑑賞したが、あくまでも創作であることを踏まえないと誤解を生みかねないことを懸念する。

 確かに特攻隊も知らない若い世代が知るきっかけになる作品としての価値はあるが、それと架空の主人公の存在とは、切り離して読まねばならない。

 この主人公には、人物像と最後の決断に一貫性がない。この作品が歴史や近代の人間存在の葛藤と闘おうとして書かれたものではなく「感動」重視で書かれたものだからだろう。本来の主人公の人間像ならば、どんな手を使ってでも生きることを選ぶべきで、それを悔やみながらも生きる中にこそ文学的価値もあろう。

 しかし、そうした人物像は「感動」を呼ばない。だが若いまま「死ぬ」ことで神格化され「感動」を呼ぶことができるのだろう。

 まさに、この小説がベストセラーになる日本の構造こそが、若者を特攻隊に送り込んだ構造そのものなのではないだろうか。

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<私のアピール>

2012年末の安倍政権成立以後の短年月、武器輸出3原則の緩和、特定秘密保護法の新設、憲法9条解釈変更の7・1閣議決定と、先行き不安な政策ばかり急激に推進されています。第2次大戦後の日本において安倍政権は最も危険な政権です。安倍内閣打倒の機運を盛り上げていきましょう。与党であれ野党であれ、安倍首相と同じ考えの人を選挙で落としましょう。



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