◇味方の犠牲も覚悟のうえ
郵政民営化法案が否決されても、衆議院解散は無いと思っていました。自民党の党内抗争下で選挙をすれば苦戦すると考えるのが普通で、党のリーダーなら解散なんかしません。
小泉さんに反抗する議員が多いといったところで、従っている議員の方がずっと多いのです。曲がりなりにも小泉さんに従ってきた議員の中から、落選する議員も出てくるでしょう。味方のそんな犠牲も小泉さんの眼中にありません。冷たい人です。
◇小沢さんと同じやり方
小沢さんと共通するところがあります。自分が中心になって作った新進党が自分の構想通りにいかないので、小沢さん自身が解党しました。きのうの解散と同じように、同じ党の仲間が大いに驚きました。
◇小泉クーデター
昨日の衆議院解散は、「小泉クーデター」です。普通クーデターは下剋上なのですが、異例の上からするクーデターです。小泉首相は自民党内の反抗勢力を一掃しようとしています。返す刀で民主党も斬り倒そうとする作戦です。
◇落雷総選挙、スピード勝負
落雷のような突然の総選挙ですから、どの政党もスピード勝負です。単純にレースの観点から言えば、ダッシュした小泉さんを追って自民党執行部がいっしょに走り出し、他党もいろいろな候補者も思い思いに走り出しました。どの馬に勢いがあり、どの馬にスピードがあるのか。
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