お嫁さんからメールが来ました。
二週間の検診の日、おめかしして産院へお出かけです。よく母乳を飲んでふっくらしてきました。
お姉ちゃんのお下がりのベビー服はピンク、でも男の子です。お姉ちゃんとボクとステラちゃんでベビーベッドで寝ています。
お嫁さんからメールが来ました。
二週間の検診の日、おめかしして産院へお出かけです。よく母乳を飲んでふっくらしてきました。
お姉ちゃんのお下がりのベビー服はピンク、でも男の子です。お姉ちゃんとボクとステラちゃんでベビーベッドで寝ています。
一人で京都へ行ってました。行ったところは宇治と長谷川家、その他買い物など。
宇治川は流れが速く、水量多い。赤い橋は平等院の対岸にある宇治神社、宇治上神社への参道。
二つの神社は、源氏物語では八宮の宇治の屋敷があった場所とされているそうです。浮舟が身を投げたのもこの付近?
実際に現地に行ってみると、物語が本当にあった話のように感じられます。
三室戸寺みむろどじのアジサイ。たくさんのアジサイに、人は埋もれるようにして歩きます。
花や葉に触れると何故かリフレッシュできます。
京阪三室戸より歩いて10分余り、この時期は人が多いので流れに着いて行くと到着します。
六月いっぱいはJR宇治、京阪宇治との間にシャトルバスが運行中。
源氏物語ミュージアムは宇治十条を題材にした展示が中心。
薫が宇治の大君、中君を覗き見しているところを再現。
装束と調度。
平等院は修学旅行以来約半世紀ぶり。ただいま修復中。
記憶では宇治川に面して建っていて、中州から見学したと思い込んでいたが、あんなに早い流れでは洪水で流されるはず。土手で隔てられた池に面しています。
初めは藤原頼通の別荘として、のちに寺院に作り替えられたそうです。
こちらは匂宮の別業べつごう=別荘の場所とするそうで。
宇治へ来ると、源氏物語は、実際にあった話のように錯覚しそうになるので不思議。景色は物語の舞台としてくっきりと浮かび上がり、物語はその景色により一層真実味を増してくる。いゃあ、恐れ入りました。
これならいっそ匂宮=頼通としてもよさそうだけど、実際の頼通は信仰心の深い真面目な人だったのかも。
あと、京都パルスプラザで籠を買って、十条の長谷川家住宅へ。http://hasegawa.okoshi-yasu.net/
近年公開され始めたお宅。国の登録有形文化財に指定されました。このお宅が実家と言うご夫婦が受け継ぎ、修復し、いろいろな資料を見せて頂きました。
場所は京都駅南方、竹田街道と鴨川に挟まれた場所で、代々庄屋を勤めていた旧家。
修復はほとんど個人の持ち出し、史料整理もまだまだ始まったばかりとのこと。幕末ごろのいろいろな史料があるわ、あるわ、見学者は私一人で、つい話し込んでしまいました。
今この家を受け継がれた方のお父様長谷川良雄は、京都工芸学校=現京都工芸繊維大学の第一期生で、絵を浅井忠に、デザインを武田五一に習ったそう。明治の風景画は明るく端正な色遣いで、地主の余技の域を超えている。三カ所ほどの美術館に預けているのもあるそうですが、二階の一室をギャラリーにして展示しています。
良雄の父清之進13歳の時、この家のすぐ西にある竹田街道を南下し、長州征伐に赴いた会津軍の行列を克明に描いたものが残っています。http://www.kyotoliving.co.jp/article/120922/last/c/index.html
時代の変わり目、世情の様子をこの地で見聞きした少年の新鮮な驚きが伝わってくるような素晴らし絵でした。
史料整理がなかなかできないのでと言われるので、「お手伝いに来ましょうか」なんて余計なことを。私ごときが出るまでもなく、ちゃんとした研究者の学術研究が待たれるところです。
京都駅八条口からは歩いて15分くらいでしょうか。興味のある方はぜひどうぞ。