6/23 バスがスピードを緩めたのでそうっとカーテン開けたら大阪でした。
すごーーい、大都会。この角度から見たのは初めてと言うか、そもそも大阪へは修学旅行を含めて、今まで五度くらいしか行ってません。
再び高速に上がり京都着6時前。この時期なのでもう夜が明けてます。お店はスタバ以外は閉まってたので、六時半を待って進々堂で。
取り敢えずJR奈良線で宇治まで。230円、20分くらい乗る。途中の駅全部に、ワープロ書きの「おしい広島県!」というポスターが。販促用?
すみません、その惜しい県から参りました。
駅前は大和街道。茶問屋が何軒かある。
向こうは宇治橋経由で京都方面。宇治は山が多いので、茶の栽培が盛んだったんだと納得。来てみないと分からないこともある。
平等院は8時半から。まだ早いので宇治川のほとりをうろうろ。対岸は宇治神社、宇治上神社。
渡ったところにある源氏物語の銅像。
神事に使うらしいが、匂宮がここへ船をつけて宇治の姫君を迎えにきた場所みたいに錯覚する。これも土地の持つ力かも。
歩いて源氏物語ミュージアムまで。住宅街の中の瀟洒な建物。アプローチにはムラサキシキブが。
展示いろいろ
源氏香の説明
牛車。以前京都文化博物館に野々宮神社の牛車を展示していた。国内で作ると五千万、中国で作って一千万かかるんだとか。フェラリーより高い。これはいくらかは不明。物語に酔うべきところでお金のことが気にかかるのは無粋と言うべきや。
ミュージアムの裏、山沿いを歩いて平等院へ向かいます。
神社の中を通ります。これは振り向いたところ。
向こうが宇治川。
平等院の中。平等院は修復中。残念。
源三位頼政げんざんみよりまさの墓。平氏追討の一番手。あえなく宇治川で戦死。しかし、これに呼応して源氏が平氏を追い落とすべく、各地で挙兵します。
宇治川と銅像。向こう岸の銅像と同じ作者らしい。俗っぽいと言うなかれ。待ち合わせの目印としてはいいかも。
長い間、宇治と淀がごっちゃになっていた。と言うか、近い場所だと思っていた。
宇治は都の辰巳鹿ぞ住む、昔は6時間もかかる郊外だった。山、川、古跡、想像力の掻き立てられる風情ある場所でした。
こういう場所だと恋愛は盛り上がるかも。また古来より、少し遠出してより親密になるには便利な場所。広島なら宮島、高松なら屋島とかの感じ。
見どころがコンパクトにまとまって歩くのも楽しかった。また機会があれば行きたい。