ルーブル美術館の弾丸見学、続きでございます。
天井だってとっても立派。何しろ元宮殿ですから。
その下を歩く世界中からの見学者。
サモトラケのニケは修復中。残念。
ナポレオンの戴冠を描いたダビッドの妻子。
この付近ではゆっくり鑑賞できます。
ダヴィッド、自画像。
ナポレオンの戴冠。大きな絵です。
天井まで絵がびっしり。
「カナの婚宴」の前で、社会見学中の子供たち。たぶんパリの子供達。
絵はルーブル最大の大きさで、キリストが水をワインに変える場面だとか。
「メデューズ号の筏」と子供達。
「民衆を率いる自由の女神」と子供達。この絵も世界史の教科書などでおなじみ。
ガイドさんに連れられて、あらあらいつの間にかまたまた彫刻の部屋に。
ミケランジェロの作品。未完。奴隷というタイトルが付けられている。
こちらも奴隷。初めはローマ法王の墓所の装飾として製作されたとか。静かに深い嘆きの姿。ピエタとも通底するミケランジェロの表現。
個人的好みを言いますと、私はダヴィンチよりミケランジェロが好き。芸術の構えが違う。ダヴィンチの絵は静謐、ミケランジェロは静から動まで守備範囲が広く、愛や悲しみや癒しや、いろいろな感情を呼び起こすものがすべて詰まっている。
当時の権力者がミケランジェロを取りあいしたのも分かる気がする。絵なんか描いたことないミケランジェロにシスティナ礼拝堂の天井画と壁画を描かせたのも、ライバルたちの画策だったとどこかで読んだ。(違ってるかもしれませんが)
場を与えられたら「できません」と引き下がらないのが、芸術家としての偉いところ。もっとも、当時は絵を描いたり彫刻するのは、職人の扱い。職人ならなおさら「出来ない」とは言わないもの。
最後、未完に終わったロンダニーニのピエタ。あれには泣けますね。泣くなんて、私の柄でもないけど。
人の一生は短く、残された芸術は永遠。
ミケランジェロとこんなところで出会うとは。何でもそろっているルーブル美術館。永遠の時間が詰まっているのがこちらの美術館。
フェルメールもあったけど、大芸術の数々を見るうち、少々のことでは驚かなくなる胆力でもできたのか、ああ、あるなあという印象。
一昨年でしたか、フェルメールが日本に来て、ちょっとしたブームになりました。神戸で見たけど、フェルメールは、確かドイツのドレスデンにもありましたね。あちこちウロウロしている私。
中庭。美術館内は写真撮り放題。フラッシュはどうだったかな。特に咎められなかった気がする。
出てきました。さて、この写真の中に人は何人いるでしょう?と言いたいくらいの大勢の人。
この後ミュージアムショップで公式ガイドブック日本語版と、マリーアントワネットの気分になれるゴブラン織りポーチ購入。
お昼ご飯はエスカルゴその他でした。硬くてタニシのような味がしました。オリーブオイルたっぷり。まあ話のタネに。
エスカルゴは初めての人がほとんどなので、「前はもっとおいしかった」と思っても言わないように。(小さい声なら許す)
さて食事のあとはパリを一人で歩きまくりました。それはまた次回に回します。
名古屋で友人二人と遊び、息子の家にも行って昨夜帰宅。名古屋で一日目はホテルに。二日目は友人宅に泊めてもらう。
もう一人の友人は超早起きで、ホテルは別の部屋にしたものの、友人宅では同じ部屋。
朝の四時前に起きて活動始めるので私も目が覚めたが、また気合入れて寝た。今度また物音で目が覚めた時には、一時間も散歩してきたんだとか。いゃあーーー世の中には早起きの人もいるもんだあ。
昔、私の下宿で明け方まで話してたのにいつの間にそんなに早起きになったんだあ~。私は宵っぱりのままなのに。
いゃあ、この人とは絶対に同じ部屋に泊まって海外旅行には行けないなあと思った。
あちらはあちらで何もできなくて、外へ行くしかなくてとても窮屈だったと思う。生活時間帯の合わないのはいかんともしがたし。お互い歳とったなあと思う今日この頃。