えー、さらに旅は続きます。
旅行から帰ってもう8日が過ぎましたが、ブログの更新に追われ、あちこちにお土産を配り、その間に孫も二回遊びに来て、忙しいです。
昨日やってきた孫娘は「おばあちゃんと食べようと思って」と、きのこのチョコの小袋を持ってきました。
「ありがとう、おばあちゃんはいいわ」「食べて。おいしいよ」
ウルウル、子供の言葉って宝物みたい。ありがたく一個頂く。
「もっと食べて」「もういいよ」「いいから食べて。おばあちゃんと一緒に食べようと思って持ってきたの」・・・さらにウルウルする私。
「このチョコどうしたの」「お母さんが買ってくれたの」
きょうはお母さんは来ません。息子が二人を連れてきました。息子ものんびりしています。お嫁さんも家でのんびりしていることでしょう。まあこんな日もあっていいでしょう。
昨日は上の孫にニースで買ったプロバンス柄のワンピースを、下の孫にはモンサンミッシェルの刺しゅう入り涎掛けをやりました。
「**ちゃん、この服大好き。お母さんが見たら嬉しい」と最大限に喜びを顕す孫娘。ワンピース一枚でこんなに喜ぶなんて、祖母の方が感激した。
成人式まで生きていて、振袖作ってやろうかしら。この間の古い着物であんなに喜んだんだから、どんなに喜ぶことか。いえいえ、その頃はもう祖母の出る幕はありますまい。
すみません、愛情ダダ漏れ、人様には面白くもなんともない話で失礼しました。歳取ると自制心もなくなるようで、心の括約筋も鍛えようと思います。
パリから南西へ約176キロ、バスで二時間半走り、シャンポール城へ着きました。
フランソワ一世が狩りをするために造り、ルイ14世の時に完成。敷地は広大で、東京23区内だったか、山手線内側だったか、そのくらいの広さ。今も野生のシカなどがいるとか。
バスを降りて城へ向かいます。
敷地は広大。あのずっと向こうまでこの城の庭です。
内装は最近作られたらしい。
ベッドなどもそれらしく。
同行者が写真撮ってあげると言うので断りきれず、パンフで顔隠す。
名所旧跡をバックの写真撮る趣味は、なぜかない私。
毎日暑くて着る服がない。この日は素肌に、メッシュの夏用登山服と薄いウインドブレーカー。それでも暑い。
後ろの塔だったと思うけど、ダヴィンチ設計の二本のらせん階段が絡み合うように塔屋まで。お互い決して交わることのない不思議な階段。
日本でも、どこか東北の方に栄螺堂と言うのがありましたよね。
城は大きいだけで、人のいた気配がないので、ちょっと退屈だった。中を見学するより、遠くから見た方がいいのがフランスの城なのかもしれない。
ほらね。きれいですね。
お城の周りの風景がまたいい。こちら敷地内の運河。向こうは堰になっていて水量を調節している。左側には小さなホテルがある。
水ぬるむフランスの春。
おや、何してるんでしょう。
ボートを引き上げているらしい。観光シーズンも間近です。
橋を渡って・・・
遠くまで行ってみたいけど、パックツアー中の身には願っても詮無いこと。せめて胸いっぱいに春の空気を吸い込んでみる。
体が元気で、こんなに遠いところまで来られた。そのことをまず感謝しよう。快く出してくれた夫にまず感謝。自営業で家を空けられない身、それでもいつかはヨーロッパに二人で来たいもの。
サイクリング
橋と城
春の水辺
ホテルと桜
真ん中が私たちのツアーバス。日向に停めていたバスはすでに暑くなっていた上に、走るうちにさらに暑くなる。
ドライバーさんはこのバスに乗るのが初めてだそうで、エアコンの入れ方が分からない。暑がりの私は耐えきれずに夏用登山服一枚に。だれだあ~フランスが寒いと言ったのは~暑くてたまらない。
そのうち路肩に停めてあっちゃこっちゃいじっていてけど、ツールに着くまで結局エアコンがきかずに、車内は炎熱地獄。25度はあったと思う。皆さん大人なので、言っても無駄なことは言わない。言っても不愉快になるだけだから。
私は一人で「お金とって人を乗せてるんだからね。プロの仕事と言えんでしょう」とブツブツ言っていた。すみません、周りの皆さん。気分悪かったでしょう。なにとぞお許しを。
1時間ほど走ってツールの街へ着きました。世界史的には「ツールポアチェの戦い」ですよね。あれ、何でしたっけ。
端正な街並み
ロワール川に陽が沈む。印象派の絵みたい。
街中の小さなホテル。壁紙がおしゃれ。ここには一泊だけでした。いよいよ明日はモンサンミッシェルへ行きます。
そのあとはベルサイユとパリ、旅もいよいよ終盤です。