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ロワールからツールへ

2014-04-13 | フランス旅行

えー、さらに旅は続きます。

旅行から帰ってもう8日が過ぎましたが、ブログの更新に追われ、あちこちにお土産を配り、その間に孫も二回遊びに来て、忙しいです。

昨日やってきた孫娘は「おばあちゃんと食べようと思って」と、きのこのチョコの小袋を持ってきました。

「ありがとう、おばあちゃんはいいわ」「食べて。おいしいよ」

ウルウル、子供の言葉って宝物みたい。ありがたく一個頂く。

「もっと食べて」「もういいよ」「いいから食べて。おばあちゃんと一緒に食べようと思って持ってきたの」・・・さらにウルウルする私。

「このチョコどうしたの」「お母さんが買ってくれたの」

きょうはお母さんは来ません。息子が二人を連れてきました。息子ものんびりしています。お嫁さんも家でのんびりしていることでしょう。まあこんな日もあっていいでしょう。

昨日は上の孫にニースで買ったプロバンス柄のワンピースを、下の孫にはモンサンミッシェルの刺しゅう入り涎掛けをやりました。

「**ちゃん、この服大好き。お母さんが見たら嬉しい」と最大限に喜びを顕す孫娘。ワンピース一枚でこんなに喜ぶなんて、祖母の方が感激した。

成人式まで生きていて、振袖作ってやろうかしら。この間の古い着物であんなに喜んだんだから、どんなに喜ぶことか。いえいえ、その頃はもう祖母の出る幕はありますまい。

すみません、愛情ダダ漏れ、人様には面白くもなんともない話で失礼しました。歳取ると自制心もなくなるようで、心の括約筋も鍛えようと思います。


パリから南西へ約176キロ、バスで二時間半走り、シャンポール城へ着きました。

フランソワ一世が狩りをするために造り、ルイ14世の時に完成。敷地は広大で、東京23区内だったか、山手線内側だったか、そのくらいの広さ。今も野生のシカなどがいるとか。

バスを降りて城へ向かいます。

 クリックで拡大。端正な城です。

敷地は広大。あのずっと向こうまでこの城の庭です。

内装は最近作られたらしい。

ベッドなどもそれらしく。

同行者が写真撮ってあげると言うので断りきれず、パンフで顔隠す。

名所旧跡をバックの写真撮る趣味は、なぜかない私。

毎日暑くて着る服がない。この日は素肌に、メッシュの夏用登山服と薄いウインドブレーカー。それでも暑い。

後ろの塔だったと思うけど、ダヴィンチ設計の二本のらせん階段が絡み合うように塔屋まで。お互い決して交わることのない不思議な階段。

日本でも、どこか東北の方に栄螺堂と言うのがありましたよね。

城は大きいだけで、人のいた気配がないので、ちょっと退屈だった。中を見学するより、遠くから見た方がいいのがフランスの城なのかもしれない。


 

ほらね。きれいですね。

お城の周りの風景がまたいい。こちら敷地内の運河。向こうは堰になっていて水量を調節している。左側には小さなホテルがある。

水ぬるむフランスの春。

おや、何してるんでしょう。

ボートを引き上げているらしい。観光シーズンも間近です。

橋を渡って・・・

遠くまで行ってみたいけど、パックツアー中の身には願っても詮無いこと。せめて胸いっぱいに春の空気を吸い込んでみる。

体が元気で、こんなに遠いところまで来られた。そのことをまず感謝しよう。快く出してくれた夫にまず感謝。自営業で家を空けられない身、それでもいつかはヨーロッパに二人で来たいもの。

サイクリング

橋と城

春の水辺

ホテルと桜

真ん中が私たちのツアーバス。日向に停めていたバスはすでに暑くなっていた上に、走るうちにさらに暑くなる。

ドライバーさんはこのバスに乗るのが初めてだそうで、エアコンの入れ方が分からない。暑がりの私は耐えきれずに夏用登山服一枚に。だれだあ~フランスが寒いと言ったのは~暑くてたまらない。

そのうち路肩に停めてあっちゃこっちゃいじっていてけど、ツールに着くまで結局エアコンがきかずに、車内は炎熱地獄。25度はあったと思う。皆さん大人なので、言っても無駄なことは言わない。言っても不愉快になるだけだから。

私は一人で「お金とって人を乗せてるんだからね。プロの仕事と言えんでしょう」とブツブツ言っていた。すみません、周りの皆さん。気分悪かったでしょう。なにとぞお許しを。


 

1時間ほど走ってツールの街へ着きました。世界史的には「ツールポアチェの戦い」ですよね。あれ、何でしたっけ。

端正な街並み

ロワール川に陽が沈む。印象派の絵みたい。

街中の小さなホテル。壁紙がおしゃれ。ここには一泊だけでした。いよいよ明日はモンサンミッシェルへ行きます。

そのあとはベルサイユとパリ、旅もいよいよ終盤です。

コメント (2)
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フランスの新幹線TGVでパリへ

2014-04-13 | フランス旅行

フランスへ来てはや四日、ずっと地中海沿岸を観光していましたが、31日日曜日、TGVに乗り、一気にパリまで北上します。

ツアパンフーの謳い文句は「パリまで約700キロ、バスなら約10時間かかるところを列車で約3時間のラクラク移動。車窓からの風景もお楽しみください」で、9時ホテル発、列車内でお弁当を食べるはずが、実際は7時出発、午前中にパリに着きレストランで食事となってました。

まあその方がいいんですけど、このあとアクシデントの連続で、添乗員さんは大変だったと思います。ありがとうございました。

ホテル発7時、アビニョン駅には15分ほどで到着。ピンクのおしゃれなバスはこの時だけでした。

きょうから夏時間、昨日までの6時過ぎ。まだ夜は明けきらず、肌寒いです。でもツアーの皆さんは元気いっぱい。

アビニョンは小さな駅です。

8時14分発のパリ行き直行便に乗ります。パリへは11時前に到着。パンフと違ってパリのレストランで昼食です。いよいよ華の都パリへ。ワクワク。

スーツケースはポーターさんがTGVの荷物専用車両に積み込んでくれるので、自分で押して歩く必要はありません。楽ちんです。発車までまだだいぶ時間があります。

ちなみにここでは乗るのをサポートする日本人ガイドさんが来てくれました。近くに住んでいて、請け負って仕事をされるのでしょう。これも安心です。

チケット貰っていったん解散。

ここのキヨスクで私は息子のためにフランスの地図、

フランスの自動車雑誌を買い、ついでに駅備え付け、無料のルートマップ、時刻表などを頂く。

雑誌と地図、どちらかが6€、レシートもう1枚紛失。2つは同じくらいの値段。と記憶しているんだけど。。。。

駅舎は丸みのある三角屋根。お洒落。柱は見当たりません。力をうまく両端へ分散するのは教会建築も同じ。やっぱりヨーロッパだなと思う瞬間。

ホームへ上がります。階段ではなくて緩やかなスロープ。これならベビーバギー、車いす、足腰の弱い人にも優しい。目からうろこ。日本では出来ないのかしら。

振り返ったところ。改札口は特になかったような気がする。人について行くと、ことほど左様に人任せ。それはツアーのよくないところ。

ホームも駅舎と一体化。列車が来たらホームへ出ます。

来ました、来ました。朝靄をついて顕れたTGV列車の雄姿。ホームの先端でカメラを構えて待ちます。人の撮影の邪魔になったらいけないのでしゃがんで。

蛇足ながら、ツアーでは写真撮る場所をお互い譲り合いたいもの。以前、中国のツアーに行ったとき、旅行写真を撮るのが趣味のご夫婦、撮影ポイントにつくと、持参の三脚立てて自動シャッターでご夫婦二人で写真撮っていた。どの観光地でもきわめてまめに、真っ先に。その間ずっと他の人はそのご夫婦の終わるのを待っていた。…というようなこともありました。

もちろん誰も文句は言いません。お互い嫌な思いしたくないですもんね。嫌なことは心に納めて、当たり障りない話をして旅を続けます。

今回のツアーは旅慣れた人が多く、写真撮りまくったり、お土産買いまくったりと言う人は少数派でした。日本人の海外旅行マナーも成熟してきたようで。 

乗ります。

列車はフランスの田園地帯を北へ向けてひた走ります。日本と違って窓ガラスは掃除不充分、窓越しの眺めは靄がかかったようです。

備え付けの雑誌にフランス国内の路線図が。

定刻に着きました。

途中の駅で連結したのかも。

ヨーロッパの駅は大きな屋根がついているのが何となくかっこいい。旅情いっぱい。パリは寒いと覚悟してたけど、暖かい。

と、ここまでは極めて順調。

・・・・・しかし・・・・駅の外の大型バス発着場へ行くと、後半の観光用のバスが来ていない。焦る添乗員さん。人任せの私たちは立ったまま、無駄話をして過ごすこと約一時間。やっとバスが現れ、乗車。

「チェコ人のドライバーさんで道に迷ったそうです」との説明が。プロの運転手が駅の場所が分からないなんて、あるんだろうか。ひょっとしたら、まだ冬時間のつもりだったのでは。と私は思ったのですが。

誰かが迷い子になって待つのならツアーも険悪になってたけど、まずはよかった。やれやれ、早速レストランへ行きます。

ビジネス街にあり、出るころは仕事が出来そうなフランス人がどんどんやって来ました。きれいな店です。

前菜は生ハムなど。全員の飲み物は、待たしたお詫びにとJTBさんの驕り。初めてロゼ飲みましたが、私はやっぱり赤が好きかも。

メインはフィットチーネに鶏肉。クリーミィなソースがまたよかった。

私は今パリにいるんだあと、それだけでeast endのおばさん感激。

Pに停まっているあのバスで午後からはロワール地方の古城へ。


 

ロワール川は大西洋からの暖かい風が吹き込み、パリに近いこともあって昔からたくさんのお城が築かれたそうです。その中の一つを見学に行きます。

途中は「フランスの庭」と呼ばれる、田園風景が延々と続きます。

一面の菜の花

牧草?

また菜の花

遠くに集落

白い花は何高速道路からでは確認できず。

サービスエリアで。グリコからライセンスを取り、フランスのLUという菓子メーカーが作るチョコポッキーはその名もMIKADO(帝)。イチゴポッキーは(ZEN)禅と言うらしい。フランス人のエキゾチズムが奈辺にあるか、その一端が伺えて面白い。

帝と言えばその昔、猪瀬直樹氏の労作「ミカドの肖像」と言うのを買って読みましたね。長くて長くて、で、結論は何なの、中心部はemptyというのは、帝だけではなくこの本も???と思ったのを思い出した。

著者も若く、私も若かった。今は長い本は根気が続かない。猪瀬氏の立件は難しいのだろうか。お金に色はついてないから、よほど証拠がないと公判を維持できないのかも。

すみません、横にそれました。

羊がいます。この付近はもうブドウは作ってないようです。ロワールの古城はいずれまた。see you again!!

コメント (4)
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