こちらでございます。これだけで1.5時間×2回もかかってます。
見るのは何でもないけどいざ描いてみると屋根の連なりがうまく合わなくて苦労しました。
元の写真はこちらでございます。
ドイツのバンベルク、2012年11月、雨。昼過ぎというのに暗くて車はライトをつけて走ります。
暗鬱な北ヨーロッパの晩秋、毎日雨で気分もイマイチでしたが、人の少ない静かなヨーロッパも今となれば懐かしい思い出。
これは教会横の司教宮殿前広場から旧市街を見下ろしたところ。
右下の門の上にはキリスト教の聖人の像でもあるのでしょうか。
で手前の家と木日本が描きたくて本日下書きのみ完成。
でもこちらも描きたい。手前の家の構造がよく分かるし、この場面では初めは木に目が行くけれど、面白いのは少しずつ形と色の違う屋根の連なりと気が付く。うーーーん、どうしようかな。消そうかな。
広島の今日の天気、曇りのち晴れ、また曇り、昼過ぎ雨、また晴れたり曇ったり。
地方紙には、毎日今回の土砂災害の記事があって胸がつぶれそう。
11月出産予定の新婚夫婦が、アパートもろとも流され、三次と四国から駆け付けた親御さんが捜索を見守っているとか、意識のある老夫婦を消防署員と近所の人で必死に掘り出して病院に運んだけど、ご主人は亡くなられたとか、逃げるときにこの子だけでもと三歳の子を消防署員に投げて渡したのに、その二人が亡くなったとか。。。。
家が壊れ、壊れなくてもライフラインが断たれては住めないし、どうもない場所でもいつまた崩れるかと思うと取り敢えずは避難しておられるのだろう。
旅行などでたまに家を離れるのは気晴らしになるけど、私たちくらいの歳になると自分の家の自分の寝床、慣れた布団と枕がやはり一番休まる。被災された方が一日も早く落ち着いた暮らしを取り戻せますように。
今回の被害の地域は高度経済成長時代以後、広島市の人口が急増し、郊外へと市街地が伸びて行ったその先端部分。街から行くと街の続きだけど、山から下りて行くといきなり市街地になるので何度びっくりしたことか。
阿武山は昔は尾根伝いの険しい山道しかなかったけど、最近行くと八木側の山頂近くに巻き道としてきれいな遊歩道が整備されていた。山を削ったあの道が保水力を弱めたということはないですよね。山はあれこれいじらない方がいいと思います。
行方不明者の数が確定するのも手間取った印象。どこに誰が住んでるか、その人の連絡先など、今はなかなか分かりにくいご時世。非常時にそんなことでいいのかなあと思ったりしますが。
15年前の水害も、「お父さん、今まで有難うねーーー」と叫びながら流されていった女性の話を聞きました。まさかの時にこそ、その人の人間性が凝縮している。何度思い出しても涙が出ます。
私なら「私だけ死ぬなんて悔しいーーーー再婚したら承知せんけんねッ!!!」と、きわめて往生際が悪いと思う。それともやっぱり有難うかな。人生の最後に、ありがとうと言える人になりたいもの。