平日の昼間だけど、かなりの人が観覧していた。女性が多かった。
土曜日には監督さんがきて公開トークがあったけど、行けなくて残念。
監督は若い日系アメリカ人、なるたけたくさんの人に話を聞いていろいろな立場の意見を編集している。
いろいろ言われているこの問題が、俯瞰的にみられてよかった。公開差し止めの訴訟か何かになってるそうで、そちらの行方からも目が離せません。
https://www.youtube.com/watch?v=6WdVrzp40bg
映画を見てつくづく思ったのは、映像の力。発する言葉の何倍もの情報が、表情や言い回しに現れている。知性や人間性など。矛盾したことや嘘の話を平然と口にする某国会議員、性的少数者に生産性がないと言ったあの人です。
この映画が取り上げている話題以上に私が慄然としたのは、いったいこの国はどこへ向かっているのかという漠然とした不安に、最もあっては欲しくない解答を与えられたこと。
それぞれバラバラに見える出来事が、一つの流れとしてつながっていること。どんどん嫌な時代になっているのを肌身で感じて、心が重い。
アメリカ人が作った映画だけど、今の日本にこれだけの映画を作る人はいるのだろうか。
横川シネマで公開中。