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機織り、整経から綾返しまで

2019-06-27 | 機織り

次は麻糸で、模紗織りの夏のスカーフ作る予定です。

本当は何枚か織って人にも上げたいのですが、押しつけになってはいけないのでまず作ったのを見てもらい、色のアレンジなども聞いてからにします。

取りあえず一枚織ります。

糸は20番2本撚りくらいの細い糸。昨年の機織り教室の同窓会で、先生から頂いた糸です。

麻と聞いた気がします。いい糸で織るのは緊張しますが、頑張ります。

夫に作ってもらった整経台を織り機に括り付け、いまから始めます。

皿回しをするわけではなく、吉田紘三先生の「手織りの実技工房」の中のアイデアをいただきました。

確かにこうすると糸が同じ調子で出てくるので楽でした。

粗筬に通します。

友達に教えてもらった、直接織り機に取り付ける方法でやるつもりでした。この時は。

でも織り機に持って行くと、X機は綾棒や筬を固定するのが難しく、もたもたして時間ばかりかかるので断念。

結局以前からしている綾返しをすることにしました。

何とか出来ました。

これを織り機に取り付けます。明日は機ごしらえを頑張って、土曜日以降、織れたらいいのですが。

糸は164本整経しました。筬は3本一緒に入れて2回空け、次にまた3本と通します。60/10cmの筬で描け幅は27cm、250cm整経しましたが、重さはわずかに60g、200g綛なので糸もだいぶ余っています。

模写織りは6年ぶりくらいなので、ちょっとドキドキです。先日貰った刺繍糸も使いたいものです。


先日の昼間、川端康成と三島由紀夫の友好とノーベル文学賞を巡る確執などをBS番組でやっていた。

三島は才能あふれる作家だったけど、「英霊の聲」あたりからついて行けなくて読んでない。立派な装丁の「春の雪」は下宿の隣の部屋の上級生が貸してくれた。やっぱりついて行けなかった。

川端は若いころは特に好きではなかった。でもうまいなと思っていた。

で、先日の番組では川端はハンセン病の療養所で、作文の好きな少年を励まし、それがきっかけで作家になった人が出演していた。

医師でさえ予防衣を着ていたのに、先生は普通の格好で素手で握手してくれたと感激していた。確か、北条民雄を見出し、世に出しのも川端康成だったはず。

私は何を言ったかよりも、何をしたかにその人の本当の姿が現れていると思う者でありますが、その話を聞いて偉いなあと、尊敬する気持ちになった。孤独な生い立ちが、同じように孤独な人シンパシィを感じたのだと思う。

なんか気難しくて、京都の老舗旅館を定宿にして和服着て小説書いているというイメージでしたが、探せばもっと心温まるエピソードが出て来るかも。

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