しないといけないこと、いっぱいあるのに、小人は忙しくてもネット徘徊す。
山葡萄のバッグ、形の面白さについあちこち見るうち、ほんの出来心でポチしてしまった。
時に午前三時前、朦朧として判断力も落ちていたと思う。でももうこの年なので、欲しいものは早めに買っておく。買ってしっかり使っておく。
じゃん、届きました。ワクワク。
大きからず小さからず、ワイルドな感じを予想していたけど、表面も滑らか、おとなしい印象。
持ち手は、買い物かごみたいに固定されてなくて動くのでに荷物の出し入れが楽そう。
こういうものは規格があるわけではないし、値段も品質も千差万別らしい。デパートの展示会なら流通経費がたくさんかかってそう。
これは作っている人から直接買いました。ひごが細くて、一番皮という部分らしくて、何がいいのか悪いのか、ネットにはいろんな言説が溢れているけれど、結局は自分が気に入って使って嬉しければいいのではないでしょうか。
夫が東北へ行こうとよく言います。震災の年、福島を応援するつもりで福島県を旅行しましたが、それ以後は行っていません。東北は広くて、レンタカーで移動するのも大変でした。あれから10年経ち、それだけ年取っているので、あまり行きたくないけど、かごの制作工房なら見てみたい。
慣れない道に迷ってポツンと一軒家、囲炉裏端で絣の作業着着て、風雪に鍛えられた山葡萄の木みたいな職人さんが黙々と籠を編んでます。できた製品、たくさん吊るしてあります。
どれか分けていただけます。ええよう、好きなん持って帰りんさいって、なぜか広島弁。
今日届いてわかったけど、これは全部自然からできた製品、使って最後はまた地球にお返しする。朽ち果てるまで使って土に戻せば、二酸化炭素は出ない。
妄言深謝。
中に布張りをしていますが、中袋がないので作りました。
舅様の白絣、袖を利用。手前は先日作った他のかごバッグの中袋。
白絣、生地が柔らかすぎて使いにくいので自分で織った布で作ることにしました。
三年くらい前の、誘われて一品だけ出した展示会の試作品。
サマーアンドウィンターという織り方。糸は三色ですが濃淡が出て面白い織り方です。
生地がしっかりしているけど、重くなるので却下。
籠バッグは案外軽くて450gくらいでした。
結局、紐の端を内布にピンでとめることにしました。
入門の買い物としてはこれでいいと思います。
次は機会があればうんと個性的な、山の木の荒々しさがあるのにしたいかな。