2008年8月 長野県御代田町、コンビニ裏からの浅間山。
右が主峰。左は外輪山の一部。頂上は立ち入り禁止で黒斑山まで行って眺めます。
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長いタイトルで著者名はこちらへ。斎藤繁著。
著者は群馬大学医学部の教授で、付属病院の副院長。若いころから山に親しみ、1992年、ヒマラヤ連峰のクラウン峰登山に参加、高所登山の医学研究に取り組む。山での医療支援や登山者の健康管理の啓もう活動と、活動は多岐にわたる。
このところの出版界の流れとして、タイトルにコロナをつけたがる。一時期、福島原発関係の本がよく売れたように、大きな災害の時は、人は情報を、それも紙に書かれた確かな情報を求めたがるのかなあと思った。
そそっかしい私は、山に登ればコロナに罹らずに済んでしかも楽しいと早とちり、先日お中元の注文で外出した時に久しぶりに紀伊国屋で買った。
ヤマケイ新書というのは「山と渓谷社」が出している新書。20年くらい前は雑誌の方の「山と渓谷」をよく買っていたけど、いつの間にか新書のラインナップもたくさん。ばあちゃんもたまには出かけて世間の風に当たらないといけないようです。
前ぶりが長くなりましたが、結論から言うとコロナに打ち勝つ特別に方法は書かれてません。途中でこれは期待外れかなと思いつつ読みましたが、食べ物に気を付ける、脱水しない、毎日こまめに体を動かして心肺機能他、体の機能を保つなどなど、改めて確認することがうまくまとめられていました。
山歩きはバランス能力が大切ということで簡単なテストがあります。
65歳以上だと、開眼、両腕は腰、利き足の膝の内側にもう片方の足裏を付けて、何秒立っていられるかだそうです。
女性の評価の基準は以下の通り。
~4 低い
5~11 やや低い
12~25 普通
26~66 やや高い
67~ 高い
やってみました。先日孫と競争したときは50秒、この記事書く前には30秒。あれあれ?夜中だから?
とりあえずやや高いに収まっていました。この能力、なるだけ保ちたいものです。
この本で私は体を動かす大切さを教えられました。とにかくこまめに動く。幸い女性は家の中に探せば用事がたくさん。洋裁したり、インテリアを充実させるのもいいけれど、引き算の用事で体を動かすのもいいかなと思います。
押し入れ、クローゼットの片づけ、食器棚の整理、庭の草抜きなどして物を減らしていく。物を減らすと空気がよどむ場所が減り、家の中で風が通りやすくなる気がする。
我が家は街中でビルやマンションに囲まれまくっているので、その建物の間からの風が窓を開けているとよく入る。私一人の時は真夏でもほぼエアコンなしで過ごしている。って自慢みたいでごめんなさい。その代わり冬は特に一階は寒いです。
物を減らして心の中もすっきり。物から自由になって好きな場所へ行って好きなことする。しっかり体を動かす。老年の楽しさはここりあり。頑張ります。