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須田慎一郎
下流喰い
ー消費者金融の実態
読んでいて納得の本、武富士、アイフル アコム等の大手消費者金融・・
そこでの審査の甘さと複数の金融機関からの借り入れをする消費者像が浮き彫りになった本・・・
サラ金を借りたら、ずっとその返済から逃れられないシステム・・
今後・・ この不況の中、どんどん多重債務者が増大していくだろう・・・
あらためてサラ金の怖さを思い知った本です。
一番びっくりしたことは
女性の多重債務者が沈められていく実態、まさか今の日本でこんなことがおこなわれてるとは・・
最近多い レディスローン、とってもソフトな感じがするが・・悪徳サラ金、なんとレディスローンと多くがホストクラブと裏でつながってるという実態。
『おんな市』・・実際こんなことが日本でおこなわれてるとは・・おどろき
入札に参加するのは、風俗店オーナーたちで、出品されるのは『生身の女』なのである、しかもそのすべてが多重債務者であり、入札後はそれぞれの風俗店に沈められるのである。
実際筆者はつてをたどって『おんな市』に潜入したとのこと
新宿のあるラウンジで30人ほどの風俗店オーナーが集まっていた、そこにパンティ一枚だけで胸を両腕でおおった女たちが10名ほどでてきた、年齢は20代後半から40代まで
彼女らはみんなおなかにマジックで番号を書かれており手持ち無沙汰でたっていた。
そこで入札がはじまる、男たちがメモに金額をかいて若い衆にわたし、せり落とす。
女たちの値段は借金総額+50万が相場で、要は競り落としたオーナーが女の借金総額ごと買い取っていくということである、そして女たちはそれぞれの風俗店で年季があけるまで働かされるということである・・・・
いまだにこんなせり市が開かれてるということに驚きである、まるで東南アジアのような感じもする。
恐ろしいもんだな・・・