里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

たまねぎ「ネオアース」の種を播く

2019年09月09日 | 畑:土物類
 昨日、たまねぎを播種しました。雨の日が多く、畑の条件は良くありませんが、2日ほど晴れ、なんとかできるようになりました。
 苗床の予定地には大分前に苦土石灰や有機肥料を施用してロータリーで耕耘しておきました。今年はピートモスもやっています。10日ほど前には緩効性肥料を散布し、管理機で耕耘しました。
 もう一度管理機で耕耘し、苗床を作りました。

 やはり湿り気が多いので、ごろ土が出るのですがやむを得ません。というのも、たまねぎの播種期は毎年9月第2半旬、できるだけ9月6~8日と決めているからです。たまねぎは、冬越しの時、苗が大きくなりすぎるととう立ちが多くなり、小さすぎると玉が大きくならないといわれます。
 生育は天候で大きく変りますが、それは結果論なので、過去の経験から、私なりの判断で播種期を固定してしまっています。
 品種はタキイ種苗のネオアース1品種のみ。過去には何品種か作りましたが、数年前からはこの1品種だけです。貯蔵力の優れた中晩生の品種ですが、5月中から翌年の3月いっぱい食べられます。 昨年は、苗が悪く、畑に植えてからも生育不良で半作にもならないかと諦めていたところ、例年にない大玉で豊作となり、びっくりです。しばらく、この品種を続けようと思っています。
 数センチ間隔に播き溝を付け、すじ蒔きします。

 
 あまり間引きしなくて済むように薄蒔きを心がけていますが、ちょっと写真では判別できないようです。ごろ土が目立ちます。


 薄く覆土し、もみがらくん炭をかけます。こうすることで、灌水や雨降り後に土が固まるのを抑えられます。また、くん炭はアルカリ性なので酸性に弱いたまねぎにとってプラスと思います。


 元が湿気っているので、灌水はサッとだけです。


 不織布でトンネル状に覆いをします。

 これで、うまく育ってくれるといいのですが、タイミング悪く台風15号の襲来です。