里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年のイネの最終結果は残念

2019年09月25日 | 田んぼ

 先日、懇意にしている法人に刈り取り調製してもらったコメを、搬入して頂きました。JAに出荷する分については、法人のライスセンターから直接運搬されます。我が家に搬入してもらったのは、一族郎党関係者の消費する分と幾人かから頼まれて直接販売している分です。贈答用も少しあります。


 結局、今年のイネは、少々残念な最終結果となりました。
 7月の不良天候から、一時は不作を覚悟しましたが、穂が出てから日増しに姿が良くなり、稲刈りをする直前には田んぼの周囲の穂は畦に付きそうなくらいまで垂れてきました。穂を手に取り、よく見ると空の籾もあるものの穂全体の実入りは良さそうで、穂数は例年より多いことから、内心、平年作以上の作柄を期待していました。
 しかし、残念ながら平年作には届きませんでした。不作というほど悪くはありませんが、我が家の平年と比べると7、8パーセントの減収です。
 見かけ以上に不稔があったと言うことでしょうか。7月の厳しい見立てから、次第に欲が出て見立てが甘くなったようです。7月の気候は当地域だけが特異的に悪かったので、農水省が発表する9月15日現在の作況は、全県的にはやや良が維持されるでしょう。
 品質の問題はありません。サンプルを取ってみましたが、私が見る限り、1等米は間違いありません。


 精米した米を贈答用にいくつか作ってみました。


 これから、直接頼まれている分を配分します。皆さんからは、毎年おいしいと言って頂いています。この辺りは粘土質の土壌で昼夜の気温差もあるので、味には自信を持っていますが、実際に食べてみないことには安心できないので、さっそく少しだけ炊いてみました。
 新米の炊き上がりの香りや光沢はまた格別です。


 よそってみました。 
 光沢、香り、粘り、旨みとも十分でした。安心して配ることができます。


 期待に届かぬ残念な結果となりましたが、例年のように、仏壇や神棚にも供えました。