里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年のイネ平年作はいけそう

2019年09月06日 | 田んぼ

 今年のイネも穂が出てから1ヵ月以上が過ぎ、穂が垂れ、色づきも一層深まってきました。


 心配していた不稔も、目立ってきません。多いときは変色してもみの色が悪くなり、穂の垂れ具合の悪いものが見えるのですが、この田んぼを見ると、そのようにはなっていません。注意しないと分らない程度で終わってくれそうです。


 ここに来て雨の降る日が多くなってきました。しかし、昨年よりはまだましです。大雨や強風はなく、少ないながらも晴れる日もあるからです。穂が出てから、トータルで見ればまだプラスのような気がします。気温の非常に高い日もありましたが、この辺りは夜温が下がるので平野部よりも有利に働きます。

 この田んぼの穂の垂れ具合をみると、かなり充実してきた感じです。


 平年作は大丈夫そうなイネの姿に見えてきました。今年は分けつが進み穂の数は明らかに多いので、多少の稔りの悪さはカバーできそうです。
 少し色づきが遅れていたこの田んぼも大分黄ばんできました。

 8月30日に農水省から8月15日現在の作柄概況が公表されました。それによると当県はやや良。東北各県や北陸、北海道もやや良という発表でした。
 解説では、穂数が多いことと出穂期前後の天候が良かったことで登熟も順調との見立てです。作況指数として数値で発表されるのは9月末公表の9月15日現在からです。昨年はやや納得しがたい発表の内容で、当初のやや良から最終の作況では平年並みとなりました。
 我が家の田んぼは、7月の不良天候で不作を覚悟したことを考えると、平年作を確保できれば上々という感じですが、農水省の解説は、8月15日時点では実感とあまり違いはなさそうです。
 早い人は、1週間後くらいから刈り取りが始まるでしょう。我が家は9月20日頃となりそうですが、田んぼが乾かず大変です。台風も御免被ります。