里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

色んなカボチャを水墨画で描く

2020年09月26日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙

 色んなカボチャを水墨画で描きました。
 我が家で作っているカボチャは「九重栗カボチャ」ですが、これは西洋カボチャの黒皮栗の一品種。現在、出回っている大半のカボチャはこの種類です。しかし、もともとカボチャには色んな品種があり形も種々あるので、4種ほどを描いてみました。
 一番奥の溝が深くゴツゴツした黒皮カボチャが日本カボチャ。粘質で煮崩れしないので日本料理に適すると言われます。ホクホクの粉質を好むこの辺りでは、今は見ることはありません。しかし、古来、カボチャの絵というとこれが馴染み深いかもしれません。
 白いカボチャは西洋カボチャの一種。白爵や雪化粧などがあります。ホクホクの栗カボチャで貯蔵の冬至カボチャ用に長く作っています。今年は白爵を作りましたが、ものになりませんでした。白爵は伯爵でないところがユニーク。
 ひょうたん型のカボチャにはペポカボチャやバターナッツなどがあります。きゅうり型はズッキーニ。これらもカボチャです。何度か作りましたが、消費する側がイマイチで今は作っていません。同じカボチャながら形が大きく異なり面白いものです。