里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年の稲は刈り取りを目前に困った

2020年09月15日 | 田んぼ

 今年のイネは穂が出てから約40日。稲穂は完全に色付きました。今が刈り頃になっています。
 この辺りのイネの収穫期は穂が出てから約45日と言われています。やはり今年は例年より1週間くらい早まりました。昨年と比べると穂が出たのは3、4日の遅れでしたから、8月の日照りで昨年を完全に追い越しました。


 しかし、8月のあれほどの猛暑の連続から9月に入るや一転雨、雨です。
過去にも8月好天の時ほど9月は秋雨に悩まされてきました。今年もまた過去のジンクスが生きていました。9月に入り14日のうち全く雨が降らなかった日は2日だけです。本当に天候には裏切られることが多い。
 これは我が家のすぐ前の田んぼ。全体的になびいてきました。


 この程度で収まればいいですが、これ以上倒れると困る。


 こちらは余り倒れていません。


しかし、部分的には倒れてきました。


この程度なら大した問題になりません。周辺にはベッタリと倒れた田んぼが出てきました。


 イネの色付きはよく、作柄は悪くないように見えますが、やはり我が家の田んぼの穂には空っぽの籾があります。この穂では青く透き通って見えるのが不稔籾。7月の連日の雨、ヤマセによる低温の影響です。


 こちらの田んぼは雨で倒れた訳ではありません。


 イノシシです。今やこの辺りの里山ではイノシシの出没が当たり前。昔では考えられないことです。


電気柵を潜り込んで侵入したようです。電気柵を設置して6年目かと思いますが、イノシシの侵入を許したのは初めてです。電気柵は正常に作動しています。別の田んぼにも入られており、覚えられ繰り返し侵入されそうで参りました。


 刈り取り作業は、馴染みの法人にお願いしています。連日の不良天候で周辺の稲刈りも全く始まっていません。予報も芳しくなく、見通しが立たず困っています。