里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年の稲は色付きが1週間早い

2020年09月02日 | 田んぼ
 
 今年のイネは穂が出て27、8日。間もなく1ヵ月です。例年より色付きが1週間くらい早まっているように見えます。
 これは我が家のすぐ前の田んぼ。かなり色付いてきました。
 昨年と比べると穂が出たのは3、4日の遅れでしたが、現在は完全に昨年を追い越しました。


 8月はとうとう穂が出てからほとんど雨らしい雨が降りませんでした。全くの日照りで、これほどの天候はあまり記憶にありません。
 一見したところ作柄は良さそうに見えますが、今年は本当に予測が難しい。
 7月は連日の雨でヤマセによる低温に見舞われました。猛暑のため今では記憶がすっかり薄らいでいる人も多いのではないでしょうか。
 しかし、やはり我が家の田んぼの穂を手に取ってよく見ると空っぽの籾が結構あります。普通の年でも不稔籾はゼロではないですし、8月の好天でかなりカバーしてくれたのではないかという期待はあります。


 こちらの田んぼの方が少し進んでいるかもしれません。

 この辺りが一番先に穂が出始まったところ。かなり黄ばんできました。


 気温が高すぎてイネが消耗し、粒の太りや品質には良くないと言う人もいます。豊作の年は穂先が畦に付きそうなくらい垂れますが、今年の穂は少し小ぶりに見えます。
 この辺りは、日中気温が上がっても夜温は下がります。今年も熱帯夜は一度もありません。そういうメリットはあるはずですが。


 こちらの田んぼは僅かに穂の出るのが遅い感じでした。今ではほとんど変りません。

 田んぼの水は数日前にすべて落としました。中干しが全く不十分だったので、なかなか乾かないかと思いましたが、田んぼの周囲の方は少しひび割れが出てきました。


 気になるのは9月の天気。ここ2、3日雨模様になっています。このままいけば、9月半ばくらいから稲刈りができるくらいになるはずですが、過去に8月好天でも9月は秋雨や台風に悩まされる経験を何度もしてきました。少しイネがなびいてきたことも気になります。
 先日、農水省は8月15日現在の当県の作柄 を「平年並み」と発表しました。果たしてどうなのでしょう。今年の我が家の作柄は本当に穫ってみるまで分りません。
 一方で、田んぼの畦や土手の刈り払いの作業が追いついていません。
 猛暑で参っていますが、ここ2、3日は涼しく助かります。

 
 草刈りをしているとこんな場面に一瞬だけ和みます。
 季節外れのホタルブクロ。


 オオバギボウシ。


 野菊、ヨメナでしょうか。