原木シイタケの植菌をしました。
過日伐採した原木のナラの木は、作業場の下屋に搬入しコモを掛けてあります。
過日伐採した原木のナラの木は、作業場の下屋に搬入しコモを掛けてあります。
当地は長期間降水量が極端に少なく、原木自体が乾いています。切り口にはひび割れが見え始めました。
シイタケ原木は直径10~15㎝が理想とされています。
この原木で約15㎝。
この原木で約15㎝。
多くは範囲内にありますが、15㎝を越えるもの、10㎝を下回るものも若干あります。
種駒は日本農林種菌の「すその360」という品種。
馴染みの農業資材店では取り扱っているのはこの品種だけ。現在作っている原木シイタケは全て同じ品種です。
開封すればこのようにシイタケ菌が繁殖した種駒が入っています。
今回は種駒500個入り2袋を使い切ったところで本数に関係なく打止めにします。
昨年稙菌した原木が1年目の秋から結構出たのは標準を上回るように打ち込んだことも要因の一つと思われます。
昨年稙菌した原木が1年目の秋から結構出たのは標準を上回るように打ち込んだことも要因の一つと思われます。
今年も不足しないように駒打ちをすることを心がけます。
作業前に簡単なマニュアルを確認。最初の1本だけは計測し確認しながら植え込みます。
まず電動ドリルでの穴開け。穴の直径は8.5㎜、深さ20数㎜。
作業前に簡単なマニュアルを確認。最初の1本だけは計測し確認しながら植え込みます。
まず電動ドリルでの穴開け。穴の直径は8.5㎜、深さ20数㎜。
マニュアルによると穴の数の標準は長さ1mの原木の場合、太さの直径の4倍以上となっています。
我が家の原木は長さは約90㎝なので換算すると直径の3.6倍。
平均的な原木の直径12、3㎝のものだと45穴くらいが目安になります。
穴の間隔は15~18㎝。
我が家の原木は長さは約90㎝なので換算すると直径の3.6倍。
平均的な原木の直径12、3㎝のものだと45穴くらいが目安になります。
穴の間隔は15~18㎝。
列の間隔は3~4㎝。千鳥に植え込みます。
切り口近くは数㎝のところに穴を開けます。
穴を開けたところに種駒を入れます。
ハンマーで種駒を打ち込みます。
実際には穴を開けたところに少し纏めて種駒を入れます。
そして、纏めてハンマーで打ち込みます。
節の所や枝切りした周辺は菌が回りにくいので多めに穴を開け種駒を打ち込みます。
原木1本打ち終わったところで50穴ほどになったので標準以上に達していると思われます。
1本打ち込みが終われば大体感覚がつかめます。あとは計測なしの目測だけで大丈夫です。
今回は原木23本で打止めとなりました。
今回は原木23本で打止めとなりました。
1袋500個丁度だとすると、打った種駒は1本当たり43、4個となります。
ほぼ標準通りに打ち込むことが出来たようです。
コモを掛けて稙菌の作業は終了です。