里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

切りわらと木炭を利用した土作り

2024年12月17日 | 畑:果菜類

我が家の畑は粘土質土壌で、特にこの畑は強粘土質です。


今年はインゲン、エダマメ、サトイモ、カボチャ、オクラなどを作りました。
重い土で水が抜けにくく湿害を起こしやすいのが特徴です。
しかし、今年の夏は日照り模様。そうなると一転土は乾いて固まり根張りが悪くなります。
そこで、冬季は作物は作らず畑の土作りを行うようにしています。
11月半ばには不作だったサトイモを掘り上げ全て片付けました。
1ヵ月ほど前に切りわらなどのすき込みを行い、昨日再び耕耘作業を行いました。
まずはすき込みした時の様子です。
今年畝だった所は翌年は畝間(通路)に、今年畝間だった所が翌年は畝になるようにし交互に繰り返します。
一度に畑全部をやるのは大変なので畝になるところを重点的に土作りするようにしています。
また、毎年同じ所を畝にしないことで連作障害防止も期待していますが、効果の程は不明です。
今年畝間(通路)だった所、つまり来年畝になる所に切りわらを入れます。


切りわらは田んぼの収穫後に運び堆積して置いたもので一部は腐ってきました。
たっぷりと入れます。西日が当たり光っています。


次に石灰窒素を使います。


石灰窒素を散布するのはわらを腐らせるのを促進させるためです。


大量の切りわらを畑に入れると腐るために土の窒素分を取り込みます。
そのため、窒素を補給しないと作物が窒素不足に陥る心配があります。
畑を数ヶ月寝かせる際に行う土作り法で、かつては土中堆肥と呼んでいました。
次にクズの木炭を利用します。


大きな木炭は砕いて使います。


木炭は湿害を抑え根張りをよくする効果があると言われていますが、効果の程は分りません。
少なくとも悪いことはないはずなので行っています。
これは父健在の頃に焼かれたもので未だ在庫が残っています。30数年は経っているでしょう。
これですき込みの材料は全て投入されました。


整ったところでトラクターでゆっくりと深く耕耘します。薄暮になってしまいました。


耕耘は重複するように行います。切りわらの量が多いため一度の耕耘では完全にはすき込めません。


最後に仕上げの耕耘。辛うじて写るくらい暗くなってしまいました。


これが十分土に馴染み均平になるには長い時間を要します。
何度か雨に当てほぼ1ヵ月ほど経過したところです。


ここで再び耕耘しました。


切りわらもかなり土に馴染み均平度も増してきました。今回も薄暮になりました。


冬越しした後、作付け前には再び耕耘します。
耕耘を繰り返し数ヶ月の間に切りわらが腐れ、強粘土質土壌が少しでも改善することを期待です。


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2 コメント

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Unknown (りりん)
2024-12-17 10:00:40
土作りの作業、参考になります
こちらは冬季は畑はできないので、私も秋に籾ぬかや燻炭、など入れました。
あとはカルスNC-Rと米ぬかと混ぜて入れたりしました。
卵の殻も活用してるのですが、なかなか分解しないからダメという方も

陽水ファンでいらっしゃるんですね。
5回コンサート観られたなんてすごいです。
私も初期の陽水が好きなんです。(^^♪
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Unknown (kazmelon)
2024-12-17 11:51:13
りりんさんへ。
コメントありがとうございます。
小生よりりりんさんの方がよく土作りされているようにお見受けします👍
なるほど卵の殻もよさそうですね。カキ殻もよく使われていますからね。
陽水はファンと言うほどではないですが、あの高音がね!
他の人の高音とはちょっと違いますね😄
小生には出ないので。あの風体とのギャップが悪くありません😅
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