里山悠々録

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「かき菜」を穫り始め茎立ち菜3種が揃う

2023年03月30日 | 畑:花菜類

「かき菜」を穫り始めました。
今年は例年に比べ、株がやや小振りかと思っていましたが、かなり茂ってきました。
気温が高く、水分も補給されたためか本来の旺盛な姿になっています。


これで我が家で作っている茎立ち菜「仙台雪菜」「かき菜」「つぼみ菜」の3種全てが揃いました。
何れも種播きは10月19日。
一番手の「つぼみ菜」二番手の「仙台雪菜」に続き、見込み通りの順番です。
「つぼみ菜」からは2週間余り、「仙台雪菜」からは1週間ほどの遅れです。
よく観察すると幾つかの株は花芽がハッキリと分るまでに生長していました。


主枝のトウも太くなっています。数日前には穫れるくらいになっていたのかもしれません。
思ったほどに「仙台雪菜」との差はなかったようです。それでもナバナ類の最後はやはり「かき菜」です。
しかし、今年が特別に早まったわけではなく、これでほぼ例年並と言ったところ。
ソメイヨシノが異常に早く開花したのとは訳が違います。
植物によって厳寒期から春の気候に対する反応は違うということなのでしょう。
「かき菜」は北関東の在来アブラナの呼び名。同様の在来アブラナは全国各地に見られます。
その名の通り、伸びてくるトウの茎葉を掻き取って収穫します。
トウが伸びても花芽は隠れてよく見えません。


「かき菜」は3種の中で最も生育が旺盛。今や欠株も全く分らなくなりました。


株によってはすでにわき芽が沢山伸びてきました。


「かき菜」はナバナ類の一種ですが、花芽が大きくなるまで待つのは間違い。
蕾が大きくなってから穫るのでは遅く、硬くなり食味が落ちてきます。
花芽が見える前ないしは極々小さいうち、若い茎葉を食べるようにします。
主枝を収穫してみます。


主枝の茎はかなり太くなり、ボリュームがあります。それでも若いので軟らかく美味しい。


この後、わき芽が伸びてくるとたちまち盛りとなるでしょう。
こちらは茎立ち菜一番手の「つぼみ菜」。


その名の通り蕾が見えてから収穫しても軟らかい。
今が収穫最盛で、気温が高いためすでにわき芽の収穫が数本から多いものは10本くらいに達しています。


収穫が早い分、今の姿は「かき菜」より一回り小振りに見えます
こちらは二番手の「仙台雪菜」。


わき芽が穫れるようになってきたので、これから収穫最盛期に向かいます。


「仙台雪菜」は花が咲くようになってからでも軟らかく美味しく食べられます。


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