里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水墨画「大麦の穂」

2023年06月18日 | 水墨画:菜果
画仙紙 半切1/3  

6月の農村の風景を象徴するような麦秋。
時折通るルートに見事な大麦の集団栽培地があります。
今年は例年から見ると大分早く5月下旬にはかなり色づきました。
大麦はこれまでも好んで繰り返し描いてきました。
麦にも大麦、小麦、ライ麦など、さらに大麦にも6条、2条など種々あります。
小生が好んで画にしているのは6条大麦。それも色付く前の青いうちの穂です。
一粒一粒が6列に規則正しく並んだ穂、そして長く伸びた芒(ノゲ)。
この姿が力強く画にしたくなるのです。と言っても多くの人は大麦を見る機会もなく分かる人は少ないことでしょう
我が家でも幼少の頃には大麦を作っていました。
押し麦にして麦飯を食べるのが当たり前の時代です。麦飯も今では名物になった牛タンを食べる時くらいのものになりました。



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